フィリピンで採掘される大理石テレサロサタのご紹介

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テレサロサタ(Teresa Rosata)のしらべ

大理石のテレサロサタは、ピンク地の石の表面に、白系の帯柄が不規則に流れる石材となります。比較的、色調の安定したキズが少ない石種として知られています。このページでは、ピンクの肌地と白系の帯柄がひときわ美しい印象を与える、大理石のテレサロサタについてご紹介します。

原産地

大理石のテレサロサタは、フィリピン中部のビサヤ諸島に位置するセブ島で採掘されています。州都となるセブ州には、セブ市の他に、マンダウエ市をはじめとする6つの都市で形成されるメトロ・セブと呼ばれる都市圏が広がっており、この地域はマニラ首都圏に次ぐ規模を有する島内でも重要地域となっています。

セブ島の主な経済は、リゾート産業をはじめとした観光業が中心で、ことにセブ島の中部に位置するマクタン島は、ホテル、ショッピングセンターなどの観光施設が整備されており、美しい浜辺やダイビングスポットもある人気の高い観光地として知られています。

また当地は、古くからスペイン帝国による植民地だったところで、スペイン国王の命を受けたポルトガル人航海士のフェルディナンド・マゼランは、領土拡大の主命を帯びた航海のさなかに、同島に上陸したことでも知られています。島内には現在でも、スペイン植民地時代に建造された多くの遺跡や旧跡が残されています。

特徴

本磨き

大理石のテレサロサタは、鮮やかなオレンジの肌地に、不規則な白系の流れ柄が入る石材です。石材のなかには、同じ石種であっても色調やサイズなどにバラツキが生じるタイプもありますが、この石種は色調の安定した比較的にキズが少ないタイプに属する石となります。

また市場に流通するタイプの多くが、石材の側面を平面方向に切断した板目加工が一般的で、表面の網柄模様を生かした加工方法となることが多いようです。ピーチゴールドともいえる鮮やかなその肌地に、流麗な白色の紋様が入る、人気の高い大理石です。

留意点

テレサロサタの留意点についてご説明します。

各石材のバラツキに注意

テレサロサタは、おおむね色調の整った大理石ではありますが、各石材によっては1枚ごとに色調や模様などにバラツキが生じる場合もあります。実際に施工する際には、あらかじめ仮並べをするなどして、全体のバランスを見ながら貼り合わせを行って下さい。

吸収性に注意

大理石は吸水性を併せ持つ石材です。物性データー上では、それほど吸水性は確認されておりませんが、水まわりなどの環境下でご利用になりますと、シミや汚れなどの原因となる恐れがあります。また本磨き加工を施した石表面は、水に濡れますとたいへん滑りやすくなりますので、くれぐれもご注意ください。

耐酸性に注意

大理石は耐酸性の性質を備えておりません。酸性洗剤のご使用や、石本体が酸に侵されますと、その表面が退色・変色する場合がありますので、お手入れの際は、酸性質のものをご使用にならないようにご注意ください。

使用場所

おもに屋内の壁材や床材として利用されています。国内では印刷会社、デパートの壁面に使用される他、置物などを乗せるインテリアの台座にも利用される汎用性の高い大理石です。

まとめ

フィリピン中部のビサヤ諸島に位置するセブ島で採掘されるテレサロサタ。ピーチゴールドともいえる鮮やかな色地の表面に、流麗な白系の柄が入る人気の高い大理石です。澄明なベース地と水に滲んだような紋様が、華美で高級感のある空間を演出してくれます。ゴージャスで美しい雰囲気を醸すこのテレサロサタで、ぜひ日常空間を彩ってはいかがでしょうか。