マルケス・デ・リスカル(Marques de Riscal)

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「マルケス・デ・リスカル」のご紹介

ヨーロッパには観光地などなにも無い場所に、五つ星のホテルがあることがあります。田舎で山や川など自然がたくさんあり、静かに休養するためにこのような上質のホテルが存在しています。「マルケス・デ・リスカル」もスペインの田舎にある特上級のホテルです。

「マルケス・デ・リスカル」の設計者

フランク・オーウェン・ゲーリー(Frank Owen Gehry)

アメリカのロサンゼルスに本拠地を持つフランク・オーウェン・ゲーリーが「マルケス・デ・リスカル」の設計者です。若い頃は家具の設計、デザインを手掛けましたが、出資者と意見の食い違いによって成功には至りませんでした。有名になったきっかけは、お金の無かった彼が安価な材料を使い、思いのままに自宅の修繕や改装を行ったことです。二十世紀初頭に建てられた二階建ての家を、当時としては奇抜な形に改築しました。サンタモニカにある「ゲーリー自邸」は、彼の建築家としての原点であり、世界的に活躍するようになった出発点だったのではないでしょうか。高齢者と言われる年齢になった今でも、エネルギッシュな活動をしています。

「マルケス・デ・リスカル」の所在地

スペイン王国の北部、ラ・リオハ州アラバ県のエルシエゴと言う小さな町に、ホテル「マルケス・デ・リスカル」が建っています。ここでは世界でも有名なワインが作られています。特に赤ワインが有名で、スペイン国王が選んだワインを貯蔵する専用のワインセラーがあります。良質なワインを作るための原料になるブドウの育成に適した、温暖な気候と土壌があったことが、この地をワインの名産地にしました。十九世紀に確立されたブドウの栽培方法とワインの醸造方法で、現在もワインが作られています。世界的に威厳のある様々な賞も受賞している「マルケス・デ・リスカル」と言う名前のワインです。

「マルケス・デ・リスカル」の特徴

この地のワイナリーの会社が手掛けた五つ星ホテルです。そのため、有名なワインと同じ名前が付いています。ホテルの隣の敷地にワイナリーがあります。緑豊かな田舎町の中に、突然現れるブリキのおもちゃのような建物が、目を引きます。波打つメタリックな屋根が印象的で、晴天の空を写して青く、曇天の日には白く、夕日に映えて燃えるような金色に見えます。無機物で出来ている建物ですが、生き物のようにお天気や時間によって様々な表情を見せてくれます。夜は田舎だからこそ周囲が暗く、照明を点けた「マルケス・デ・リスカル」は浮かび上がるように、しかし周りに溶け込んで一枚の絵の様です。このようなホテルで良いワインと共に、静かな時間を過ごすことは最上の休暇になるのでしょう。

「マルケス・デ・リスカル」のまとめ

ヨーロッパは古い歴史の中で様々な王朝や帝国などが、興っては衰退してきた事実があります。いろいろな文化も反発したり、融合して現在に至っています。しかし、人口の少ない田舎では昔からの佇まいを残す場所もたくさんあります。その中においてインパクトの強い建造物を作る事は、一種の冒険ではないでしょうか。いつの時代も、新しいことは珍しいものですが、いつの間にか馴染んでくるものですね。「マルケス・デ・リスカル」も、すでにこの地の風景になくてはならないものになっています。