ル・コルビュジエ・センター(Pavillon Le Corbusier)

「ル・コルビュジエ・センター」のご紹介

スイス生まれのル・コルビュジエは、近代建築の発展を語る時には欠かせない人物です。
しかし、彼は最初から建築家を目指したわけではありません。
身体的理由から最初の目標を断念し、次に見つけた目標の画家になる勉強をしている最中に建築家としての素養を見出されました。
画家、デザイナーとしての顏も持つ彼の美術館をご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ル・コルビュジエ・センター」の設計者

建築家であり、画家としても名を馳せているル・コルビュジエはスイスで生まれ育ちました。
青年になりフランスに渡り、天性の閃きと様々な経験から数々の工法や理論を発表してきました。
彼が提示した理論の中に,画家の勉強をしていたことがプラスになった件がいくつかあります。
その一つに「建築的ポリクロミー」と言う概念があります。
ポリクロミーとは色彩を意味します。
彼の作品である多くの建物のカラフルさはこのような考えからきているのではないでしょうか。
また、絵画において「ピュリスム」と言う純粋主義を主張したのが20世紀の初めでした。
これは、過度の装飾などを排した幾何学的な表現法を用いて作品を作り上げる事でした。
彼の絵は単純な線で描かれたものが多く、独特な雰囲気を持つ抽象画のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ル・コルビュジエ・センター」の所在地

「ル・コルビュジエ・センター」は、スイス連邦の大都市チューリッヒにあります。
ル・コルビュジエは時計の街ラ・ショー・ド・フォンの生まれですが、自らの作品を展示して多くの人に見てもらうには、大都市の方がよかったのかもしれません。
アルプス山脈の北側で、チューリッヒ湖の北端に位置します。内陸ではありますが、大きな湖の沿岸なので穏やかな気候で過ごしやすい風土です。
その為、太古の昔から人々が暮らしてきました。
その証として石器時代などの集落跡が見つかっています。
ヨーロッパの各都市と同じく、長い歴史の中では戦争や革命など幾多の争いごとはあったようですが、人々の暮らしは連綿と続いていました。
そんな中で伝統的な文化が育まれ、現在では多くの上質な博物館や美術館がたくさん作られています。
また、幾つもの芸術的祭典が開催されて数多くの人々を引き付けています。

 

「ル・コルビュジエ・センター」の特徴

自らの作品を展示するために作られた美術館が「ル・コルビュジエ・センター」です。それまでの彼の偉業が凝縮された美術館で、正しくル・コルビュジエの作品であると思われる建物になっています。
コンクリート製の外観の各所に彼の好んだカラフルな色使いがされていて、建物のそばにある池に映った姿は美しいものがあります。
比較的平らな三角の屋根があって、その屋根の続きに上下逆向きにしたような屋根が作られています。
屋内には壁を取り巻くように設置してある階段があり、四角い螺旋階段のようです。
また、どんでん返しの様な大きな扉もあります。
陳列されているのは、絵やコルビュジエ・チェアと呼ばれる椅子などがあり、彼が手掛けた建築物の模型もあります。
そして、建物そのものの内外も彼の作品として展示されていると言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ル・コルビュジエ・センター」のまとめ

チューリッヒ湖の畔、緑の芝生と樹々の中にひと際目を引く「ル・コルビュジエ・センター」は、彼の友人が建設を勧めてくれました。
それは、建築設計は元より画家、デザイナーなど多くの才能を持った彼の全てを凝縮した美術館になり、1966年に完成しました。
残念なことに彼は,この美術館の完成を目にすることはできませんでした。
ル・コルビュジエは、1965年8月に南フランスに於いて78歳の人生を終える直前まで精力的に活動していました。
そんな彼はスイスの誇りとも言えるのでしょうか、スイス紙幣の肖像に使われています。

 

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