キャピタルゲート(Capital Gate)

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「キャピタルゲート」のご紹介

ギネスブックに登録されているビルが、中東のアブダビにそそり立っています。着工から一年ほどで、所有者と設計者から申請が出されていました。傾いていることで有名なピサの斜塔よりも、もっと傾いて、しかも意図的に斜めになっている超高層建築物の「キャピタルゲート・ビル」をご紹介します。

「キャピタルゲート」の設計者

イギリスで創設されたRMJMと言う建築企業が、「キャピタルゲート」を設計しました。1956年にロバート・マシュー(R、M)とスティラット・ジョンソン・マーシャル(J、M)が立ち上げた建築事務所は、現在では世界最大級の建築企業に発展しました。世界二十ヶ国、二十七の事務所を構えています。スタッフの数も相当数に上りますが、常に連携を取って様々なニーズに応えています。あらゆる建築物などの建造に携わり、世界中の大規模なプロジェクトを担う事の出来る企業です。

「キャピタルゲート」の所在地

「キャピタルゲート」ビルは中東のアラブ首長国連邦にあるアブダビに建っています。UAEの首都で、ドバイに次ぐ第二の都市です。太古より人が住んでいたようですが、過酷な自然環境の元では、多くの人が住める場所ではありませんでした。家畜の飼育や真珠の採集などで、細々と暮らしている地域でした。二十世紀半ばに石油が発見されても、当初はあまり収入になりませんでした。次第に石油による収入が増えてきましたが、まだこの地の人々は慎重でした。しかし、イギリスからの独立を果たした頃から活発な投資が始まり、現在の様な大都市に発展しました。都市としての歴史は浅いのですが、豊富な資金を使って豪華な建造物がたくさん作られました。純白に輝くイスラム教のモスクや、地元の人はもちろん観光客にも人気の有るテーマパークもあります。

「キャピタルゲート」の特徴

何より傾いています。超高層ビルがあれほど傾いていると、倒れるのではないかと不安になるくらい傾いています。しかし、今日の技術ではこのような建物も作ることができるのです。言うまでも無く地震などの自然災害にも強い構造になっていて、基礎の為に、500本近い杭が30mの深さまで打ち込まれています。タイトなドレスの様な外見で、サッシュベルトのように南側に白い網目状の構造物があります。日差しの強いこの地域には必要な日よけの役割も持っていて、隣の建物の屋根に続いています。全面がガラス張りで、晴天の多いこの地域では青く見えることが多く、メタリックなイメージがあります。下部の12階までは垂直に建てられ、それ以上は少しずつ傾けて建てられています。外観は傾いていますが、当然、屋内の床は平行になっています。

「キャピタルゲート」のまとめ

35階建てで、着工から完成まで四年かかり2011年に竣工しました。下の部分にはオフィスや会議室等が入っていますが、18階から上は、アメリカのホテル「ハイアット・キャピタルゲート・ホテル」が入っています。アブダビ市の一番高いビルで、新しい名所にもなっている建造物です。挑戦的とも言える「キャピタルゲート・ビル」は、次の斬新な建造物を作る為のステップにもなるのでしょう。