スコットランド議事堂(Scottish Parliament)

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「スコットランド議事堂」のご紹介

議事堂と聞けば堅苦しいイメージがあります。国や地方自治体における様々な事柄を論議、決定する場所なので軽々しい建物ではありません。しかも、当該の国や自治体を象徴するような建造物となっていることも多々あります。数百年の空白期間を経て再開された議会の為に建設された、「スコットランド議事堂」をご紹介します。

「スコットランド議事堂」の設計者

スペインが生んだ世界に名を馳せた建築家、エンリック・ミラージェス(エンリック・ミラレス・モヤ)が「スコットランド議事堂」を設計しました。1955年バルセロナで生を受け、2000年45歳の若さで病に倒れこの世を去りました。短い年月を駆け抜けるように幾多もの建築物を手掛けました。その中でも最大の作品が「スコットランド議事堂」です。しかし彼は、議事堂の完成を自分の目で見ることはなかったのです。その他にも、完成した姿を見ることができなかった建造物がいくつもあります。今、彼は自分が手掛けた墓地に埋葬されています。世界中の大学で教鞭を取っていたこともあるので、彼につづく建築家が育っているかもしれません。

「スコットランド議事堂」の所在地

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)のカントリーの一つであるスコットランドの首都エディンバラ市に、「スコットランド議事堂」は建っています。グレートブリテン島の真ん中に近い位置に街がありますが、太古に噴火した火山の溶岩の上に出来ているので強固な地盤となっています。有史以前から人が定住していた形跡があり、とても長い歴史のある地域です。その時々には争いごともありましたが、時代を象徴するような建築物も多く建てられ、様々な年代のものが残されています。18世紀頃には人口過密になり、それを解消する為に新しい街が作られました。現在、新旧市街は世界遺産にも登録され、多くの観光客を呼び寄せています。

「スコットランド議事堂」の特徴

18世紀に廃止されたスコットランド議会は、300年の時を隔てて2000年に再開されました。それに伴い、新しい議事堂を建設することになりました。2004年に完成した斬新なデザインの議事堂ですが、白を基調としたアースカラーの落ち着いた色と、木材を多用することで威厳を保っています。防犯を兼ねているのでしょうか、窓の外側は直線を多く使ったデザインで、いろいろな幾何学模様を作り出しています。議会場は天井の高い広々とした空間があり、壁の上部はガラス張りで自然光が入りとても明るい会議場となっています。椅子やテーブル等の調度品は木製のものが使われ、温もりを感じさせることができます。

「スコットランド議事堂」のまとめ

上空から見ると白い花弁のように見える建物です。首都と聞けば大都会のイメージがありますが、自然も多く残され、議事堂のそばには古代の宮殿も建っています。古い物と新しいもの、人工的な物と自然の木々が混在している場所です。事前予約が必要ですが、観光客でも無料で見学ができるようです。議事堂と言うと一般には近寄りがたい感じがしますが、ここは親しみもあるようです。