サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)

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「サグラダファミリア」のご紹介

世界の七不思議と言ってもいいような建築物があります。建築開始から130年以上の年月が経って、今なお作り続けられている「サグラダファミリア(聖家族贖罪教会)」は建築途上ではありますが、既に大規模な教会建造物です。

「サグラダファミリア」の設計者

1852年スペインの東部カタルーニャ地方で生まれたアントニオ・ガウディが、「サグラダファミリア」の専任建築家です。父親は銅細工職人で、母方の家業も同じ銅細工を生業としていました。幼少の頃は病弱で外で遊ぶこともできませんでした。その為、家の中で紙を使った細工物などを作って過ごしたと言う逸話もあります。20歳を過ぎた頃にバルセロナで建築を学び、同時に建築事務所で働くようになりました。その当時は、公園や橋の装飾品など、小さい物を担当していました。後には大きな建築物の設計を任されるようになりました。彼の作品は教会が多く、また、アールヌーボー調の自然をモチーフにした美しい曲線を取り込んだ作品が多く作られています。女性恐怖症だったのではないかとの話もあり、生涯独身だった彼は、1926年に73歳で路面電車との交通事故により亡くなっています。

「サグラダファミリア」の所在地

スペイン王国の第二の都市バルセロナの街中に「サグラダファミリア」の堂々とした姿が見られます。紀元前に開かれた町と言われていて、古い歴史があります。観光スポットも色々ありますが、「サグラダファミリア」を始めとする建築物に人気があり、設計者であるアントニオ・ガウディが手がけた美しい建物が多く残されています。また、様々なお祭りも開催され、特に毎年9月に催される、この街の守護する聖女メルセを祝う「メルセー祭」が有名です。3日間行われるお祭りですが、期間中は大小合わせて100以上のイベントが盛り込まれ、市民総出で賑やかに執り行われます。市内のいたるところで踊られる、カタルーニャの伝統舞踊「サルダーナ」は、簡単なステップで輪になって老若男女問わず楽しまれています。

「サグラダファミリア」の特徴

未完成ながらすでに堂々たる姿の教会です。18本建てられる予定の塔も、まだ8本しか建てられていませんが天を突く威風があります。見た目の色が地味な感じで8本の塔が細いので、お花を生ける時に使う剣山の様です。このように時間がかかっているのは、この教会の建築費用が寄付で賄われているからです。当初は完成までに300年はかかると言われていましたが、近年の建築技術の向上と観光地化しているおかげで喜捨も増えているとのことで、最近になって設計者であるアントニオ・ガウディの没後100年の節目である2026年には完成させるとの発表もありました。建設開始から130年以上経っているので、建設と同時に修復する箇所も出てきています。「毎日そばを通るので、いつもどこかが変わってきている。」とコメントする人もいて、まるで生き物ようです。多くの人がこれに携わってきていますが、現在、専任彫刻家として日本人が一人関わっています。

サグラダファミリアの魔法陣

「サグラダファミリア」のまとめ

長い年月をかけて未だ建設途中の建造物ですが、近年になって重大なことが発覚しました。実は「サグラダファミリア」は許可を得ていない違法建築だったというのです。高速鉄道の地下トンネルを掘る計画が出され、「サグラダファミリア」の下を掘ることになりました。しかし、地盤が弱くなることを懸念した建築側が反対したことにより、違法であったことがわかりました。さすがに、ここまで世界中に有名な教会をそのままにするわけにはいかないので、自治体が特別な法案を作り対処しました。今では、法的にも正当な建築物です。完成を楽しみにしている人も大勢いるのではないでしょうか。