キングダムセンター(Kingdom Centre)

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「キングダム・センター」のご紹介

「キングダム・センター」は、砂漠の真ん中にある都市に建っています。高さは東京タワーより少し低いのですが、周りに高いビルが無いのでとても目立ちます。広大な砂漠の中に栄える都市の正にランドマークとなる建物は、この国の王子が所有しています。

「キングダム・センター」の設計者

エラーブ・ベケット事務所が「キングダム・センター」のデザイン、設計を行いました。この建築事務所は、アメリカ合衆国のミネソタ州に本拠地があり、エラーブ・ベケットの祖父が立ち上げた100年以上の歴史ある会社です。体育館や競技場、病院など公共の建物を多く手掛けていましたが、2009年に世界最大級の総合エンジニアリング会社であるアメリカの企業「AECOM(エイコム)」に吸収されました。多数のスポーツ施設や医療施設を作り上げてきた実績がAECOM内でも評価され、大企業の中での専門知識を補う役目を果たしています。

「キングダム・センター」の所在地

サウジアラビア王国の首都リヤドに「キングダム・センター」は建っています。アラビア半島のほぼ中央にあるナフード砂漠に隣接した地域です。ナフード砂漠は完全な砂漠ではなく、小石を多く含みます。寒暖の差が激しく、夏場の日中は40℃を超え、冬の夜間には氷点下になる事もあります。冬季には多少の雨が降り、わずかですが草が芽吹く期間があります。また、「ワジ」と呼ばれる雨季にだけ現れる川が存在しています。雨がほとんど降らないことから、道路わきにある側溝等の排水施設が整備されていないので、まれに多量の降水があると、たちまち洪水に見舞われてしまう欠点があります。飲料水や衛生設備などに利用する都市を潤すための水は、海水を淡水化する世界でも最大級のプラントから得ています。

「キングダム・センター」の特徴

ほぼ全面が、ガラス張りの美しいビルです。近年流行している羽根のない扇風機、または巨大な栓抜きの様だと言われることがあります。2002年に完成したこのビルは、リヤドで一番高い建物です。最上部に見学用の通路があり、周りに高い建物が無いのでリヤド市内を一望することができます。ただし、あくまでも廊下程度の幅しかなく、ゆっくりくつろぐような場所ではありません。上層部の穴が開いている部分の周りは夜間に色の変わる照明が入り、綺麗な逆三角形が夜空に浮かびます。表面がガラス張りなので、空の色をよく映し、時間と季節によって様々な色に変化します。

「キングダム・センター」のまとめ

「キングダム・センター」は、世界で一番高い場所にあるイスラム教の礼拝堂であるモスクが作られています。下層階は高級ショッピングセンターやスポーツジムがあり、中間層はホテルになっています。東京タワーより少し低いビルですが、平坦な地に建ち、周りに高層ビルが無いので、とても目立ちます。オーナーがこの国の王子と言うこともあり、大変インパクトのある、まさしく「王国の中心地」と言えるのではないでしょうか。