福島県産白河石とそっくりの栃木県産芦野石のご紹介

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芦野石(Ashinoishi)のしらべ

古来より、日本の家屋などの建築物は木造の物がほとんどを占めていました。しかし、土台や基礎には多くの石材が使われています。また、道標や石碑、神社の鳥居など様々な所で石材は活用されてきました。種類もいろいろありますが、その中の関東地方で採石されている芦野石(あしのいし)をご紹介します。

原産地

栃木県那須郡那須町の芦野地区に芦野石の採石場があります。日本百名山のひとつである茶臼岳を擁する那須高原が広がる所です。茶臼岳は活発な火山で、現在でも噴煙を上げています。那須高原の周辺には、四季折々の素晴らしい自然の景観を見ることのできる場所がたくさんあり、大都市圏からあまり離れていないことから、多くの観光客が一年を通して訪れています。また、城址や国指定の重要文化財もあり、歴史を感じることもできます。火山につきものの良い温泉地もあります。

特徴

芦野石は火山岩の一種、安山岩です。学術的には安山岩も幾つかに分類されますが、石英安山岩と言われる種類です。しかし、近年では石英安山岩と言う名詞は使わなくなり、デイサイトと呼ばれています。安山岩はマグマが急激に冷えて出来る岩石で、構成物の粒子が小さいことが特徴です。また、構成物の種類と量で色に違いが出てきます。基本的には白っぽい色をしていますが、青味のあるものや薄い褐色のものまであります。耐久性や耐熱性に優れ、比較的柔らかいので加工も容易にできます。

取り扱う時の留意点

石材の特徴と特質を知ることが大事です。

色の違い
芦野石は色の幅がかなり広くあります。全体的に薄い白い色が多いのですが、灰色から青味のある薄い紫、暖色系の灰褐色など多岐にわたる色があります。従って広範囲に使う場合にはデザインにもよりますが、色が変わらないように注意することが大事です。

吸水
火山岩は急激に冷えたマグマから出来た岩石です。その過程において空気が取りこまれ、微細な穴があいています。このことから吸水率が高くなっています。吸水することを前提とした使い方ならそのままでも大丈夫ですが、浴室など常に水を使う場所に使用する場合は撥水処理を施したものをお勧めします。

適した製品

耐久性に優れているので、環境石材として古くから屋外に使用されています。

水平面では
遊歩道や階段、公園などの広場の床面に使われています。芦野石は表面加工がツヤのあるものがあまり無く、色々な段階の凸凹したものが多いです。滑りにくい面を持っているので、雨降りなどで濡れた道でも安心して歩くことができます。

垂直面では
塀や石柵、花壇などの仕切り面に芦野石が使用されています。柔らかい部類の石ですので、加工がし易く細工も容易になっています。壁の一部に紋様を入れたり、石柵の上部に飾り彫りを入れたりすることが比較的容易にできます。

まとめ

吸水率の高い石材は水を吸って苔などが生えることがあります。微細な穴にたまる水と養分を吸って苔が広がっていきます。通常でしたら困ったことになるのですが、歴史のある神社仏閣などにある石灯籠が苔むした様は、長い時間を感じさせるものではないでしょうか。昔から使われてきた石材が今では採石されないものもあります。芦野石は埋蔵量が豊富で、これからも豊かな空間を作り出す役目を担っていけることでしょう。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

ダイヤ挽き(H=300まで)

t=20…18000円
t=30…20000円
t=60…30000円

2017年3月のしらべ