ポンピドゥー・センター(Pompidou Centre)

シェアする

「ポンピドゥー・センター」のご紹介

伝統のある建物が数多く残されている大都会に、挑戦的とも言える建造物があります。花の都パリを流れるセーヌ川のほとりに建つ「ポンピドゥー・センター」がその建物です。フランスの芸術を更に高めるために建てられました。

「ポンピドゥー・センター」の設計者

イタリア人のレンゾ(レンツォ)・ピアノとイギリス人のリチャード・ロジャースのコンビが、「ポンピドゥー・センター」を作る権利をコンペと呼ばれる建築競技会で勝ち取りました。1970年に彼らは共同で「ピアノ&ロジャース」と言う建築事務所を開設し、「ポンピドゥー・センター」の建設に携わりました。リチャード・ロジャースはこのプロジェクトがきっかけとなり、その後の彼の作品に大きな影響を与えることになりました。1977年に「ポンピドゥー・センター」が竣工したときに彼らの事務所は解散しましたが、現在も精力的に自分達の作品を世に送り出しています。

レンゾー・ピアノ

リチャード・ロジャース

「ポンピドゥー・センター」の所在地

「ポンピドゥー・センター」は、フランス共和国の首都であるパリに建っています。フランスの歴史は石器時代にまで遡ることができますが、中世になって花開きました。流動的な時代でもこの街は常に中心地で、王朝が変わるごとに建てられた王宮やお城がいくつも残されています。それに伴うような美しく威厳のある幾多の教会も建造されていました。他にも、古代の浴場の遺跡や、19世紀の初めにナポレオンが作らせたエトワール凱旋門、19世紀の終わりに行われたパリ万博の記念であるエッフェル塔など、多くの歴史の証人となる建造物があります。特に、アールヌーボー調の宮殿などは博物館や美術館として使用され、世界中から多くの観光客を引き寄せています。


「ポンピドゥー・センター」の特徴

まるで工場のような外見をしています。足場組とカラフルなパイプで出来た建物に見えます。一目見ただけでは、ここがフランスにおける現代芸術の中心にはとても思えません。現代美術や音楽、映像などあらゆる芸術の振興を図るために1977年に開館しました。電気、水道などの配管や、空調用のダクトや排気塔、階段、エスカレーターなどの移動手段がすべて建物の外側に取り付けられています。それにより、屋内はとても広いスペースが確保できました。可動式の壁で、様々な展覧会などの展示スペースを自由に変えることもできます。この建物そのものも現代芸術を代表する作品の一つとなっているようです。

「ポンピドゥー・センター」のまとめ

「ポンピドゥー・センター」が出来上がった当時は、伝統的な建築物の多いこの地の人々の中には、なかなか受け入れられない人もいたようで、賛否両論ありました。また、開館した後にも「この建物はいつ完成するの?」と、質問されたと言うエピソードもあったようです。芸術全般の擁護者として名高い、元大統領のジョルジュ・ポンピドゥーの名を冠した美術文化センターは、ヨーロッパ最大規模の現代美術コレクションを持ち、後の芸術家を育てる役目も果たしていく施設なのです。