シアトル中央図書館(Seattle public library)

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「シアトル中央図書館」のご紹介

図書館の館内は独特の雰囲気があります。小さな図書館でしたら、ただ静かなだけですが、大きな図書館になると静かなざわめきとでも言うような感じがします。「シアトル中央図書館」は広大とも言える空間と、ガラス張りの明るい館内で落ち着いた時間が流れています。

「シアトル中央図書館」の設計者

この図書館を設計したのは、オランダの建築家レム・コールハースです。1944年にオランダのロッテルダムに生まれ、子供のころから色々な国で暮らした経験があります。とても多才な人で、ジャーナリストであり、脚本家でもあります。いわゆる物書きとしてしばらく活動していましたが、ロンドンの建築専門の学校で建築を学び、卒業後に建築家としての活動を始めました。自らの考えを建築に反映する為に建築事務所「OMA」を開設し、さらに建築理論を研究する為の「AMO」も運営しています。「OMA」からは多数の才能ある建築家が輩出されています。数々の建造物を手掛けていますが、多くの本を出版していることでも有名です。

「シアトル中央図書館」の所在地

アメリカ合衆国の西海岸最大の都市が、ワシントン州シアトル市です。自然に恵まれた地域で、入り組んだ海岸線が天然の良い港になり、市の建設当初から貿易港としての役割を果たしています。背後にはカスケード山脈があり、森林資源が豊富で木材や製紙業で発展してきました。気候にも恵まれ、夏は日中を除けば涼しく、冬も雪が降ることは少ないようです。多くの世界的規模の大企業が生まれた地で、特に近年はIT関連の企業進出が顕著です。誰もが知っているようなIT企業がシアトル市内や近郊に本拠地を構えています。このことから、同じ西海岸にあるカルフォルニアの「シリコン・バレー」に対し、「シリコン・フォレスト」と呼ばれています。

「シアトル中央図書館」の特徴

ガラスの建物を網で囲ったような外見をしています。設計したレム・コールハースによると、積み重ねた本をイメージしているそうです。いわゆる「つんどく」(後で読もうと、無造作に積んである本のこと)みたいな形なのですね。元々ここには図書館が建っていたのですが、手狭になったことから建て替えることになりました。しかし、建設用地は元のままなので、狭い土地にいかにたくさんの蔵書や他の様々な機器などを納めることのできる建物が作れるかと言う事が課題でした。この難題を見事クリアして出来上がった中央図書館は、以前よりも多くの蔵書とそれ以外の情報媒体、数百台のPCを納めることができました。来館者は明るく、広い空間で静かな時間を過ごすことができます。坂の多いシアトルなので、1階とちょっと離れて3階に出入り口が作られているのも、その土地の特徴をうまく使っていると言う事です。

「シアトル中央図書館」のまとめ

まるでサンルームのような天井の高い空間がたくさんあり、館内のどこでも明るい図書館です。シアトル市内には多くの図書館がありますが、さすがに中央なだけあってスケールが違います。市立図書館なので、通常は市民が利用するのですが、奇抜なデザインと言うこともあって、観光客には予約すれば館内ツアーも取り行っているようです。蔵書が百万冊以上有る上に、こんな素敵な図書館なら何時間でも本を読んで過ごせそうです。