中国中央電視台本部ビル(CCTV Headquarters)

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「中国中央電視台 本部ビル」のご紹介

数千年の歴史を誇る古都にも、近代化の波は押し寄せています。中国の首都であり第二の都市でもある北京に、新たなランドマークとも言えるビルがあります。近代的なビルが林立している北京でも、ひと際目を引く「中国中央電視台 本部ビル」をご紹介します。

「中国中央電視台 本部ビル」の設計者

中国中央電視台(中国中央TV、CCTV)は本部ビルの建設にあたって、コンペと呼ばれる建設に関わるあらゆる計画の企画を争う国際規模の競技を開催しました。これを見事に勝ち抜いたのは、オランダの建築家であるレム・コールハース率いる建築事務所OMAでした。彼は自らの理論を形にするために、建築における「当たり前」や「タブー」を気にせずに建築物を作り出します。それにより難解な建物や、奇抜と言うより誰も見たことのないような建築物を生み出しています。既成の形にとらわれず、自由な発想をそのまま作品に表しているということです。

「中国中央電視台 本部ビル」の所在地

中華人民共和国の北京は「原人」がいたことで知られています。約五十万年前の火を使った痕跡が見つかり、太古からここに人がいたことがわかりました。数千年の歴史は遺跡の発掘などにより、少しずつ解明されています。現存している最古の建造物は千七百年前に建てられたお寺があります。その他にも紫禁城(故宮博物館)や天安門など、歴史を物語ってくれる建物が多く残されています。近年においては、高層ビルも増え、北京オリンピックを機に国立の体育館やプール、劇場などは近未来的な建物になっています。歴史を重んじながらも、国際競争の中での首都としての役割を果たしている都市です。

「中国中央電視台 本部ビル」の特徴

一番の印象はアンバランスで、ちょっと突いたら倒れてしまいそうなビルです。角ばったメビウスの輪を思い浮かべるような形で、上下が変わっても似た形になるシンメトリー的な見方もできます。ツインになっているビルは少し傾いていて、高さも若干違います。このような形は、レム・コールハースらしいと言って良いのではないでしょうか。2008年に完成した51階建ての高層建築物です。北京市内の各地に散在していた中央電視台の各部署を一つにまとめ、さらに最新のテクノロジーを使えるようにするために、このビルが作られました。それにより、CCTVのチャンネル数も大幅に増えました。

「中国中央電視台 本部ビル」のまとめ

中央電視台の開局五十周年にこの本部ビルは完成しました。このビルが建っている所は北京の新都心として更に開発される予定で、本部ビルの周辺はメディア・パークとしてホテルや劇場、スタジオ等が作られる計画があります。また、緑地には野外での催し物や撮影もできるように整備されています。「中国中央電視台 本部ビル」は、新都心を構築していくスタートを切った建造物なのです。