フィリピン産のピンクの大理石ティーローズのご紹介

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ティーローズ(Tea Rose)のしらべ

大理石のティーローズは、濃い赤茶地の表面に白系の紋様が入る石材となります。この石材は、おおむね色調が整っており、キズの少ない石種でも知られています。このページでは、石表面に現れた赤茶地の平行模様がとりわけ印象的な、大理石のティーローズについてご紹介します。

原産地

大理石のティーローズは、フィリピンのルソン島中部に位置するブラカン州で採掘されています。ブラカン州のあるルソン島は、フィリピン諸島のなかでも最大の面積を有する島であり、国内でも有数の政治・経済の中心地として重要な位置を占めています。

ルソン島の主な産業は、農業・林業・工業・サービス業が中心で、この地域を含めた首都圏メトロ・マニラは、フィリピン国内の中心地として大きな繁栄を見せています。またルソン島南部では、プランテーション方式でココヤシ栽培が盛んに行われており、その果実の胚乳を乾燥させたコプラは、フィリピン国内の重要な輸出商品に数えられています。

またブラカンの州都マロロス市は、19世紀末、スペイン帝国の支配から蜂起した、後のフィリピン大統領エミリオ・アギナルドが中心となって建国された、フィリピン共和国の首都が置かれたところでもあります。



特徴

本磨き

大理石のティーローズは、赤茶色のベース地の表面に、白系の帯柄が不規則に散る石材です。比較的色調の揃ったキズの少ない石材として知られており、似通った色調を成す大理石のテレサロセタと比較すると、くすんだ赤味を帯びたティーローズの方が、落ち着いた印象を与える石材といえるでしょう。

赤土を思わせるそのベース地と白系の柄が混ざり合うことから、ナチュラルな雰囲気と優雅な雰囲気を併せ持つ大理石として、教会やデパートの壁面に利用される石材です。

留意点

ティーローズの留意点についてご説明します。

各石材のバラツキに注意

ティーローズは、比較的色調やキズの少ない石種ではありますが、天然の大理石のため、各石材の色調や模様などに差異が生じることがあります。実際に施工する際には、あらかじめ仮置きなどを行い、全体のバランスを調整したうえで貼り合わせを行ってください。

吸水性に注意

大理石は吸水性を有する性質を備えています。屋外や水まわりでご使用になると、石本体が水を吸収して、シミや汚れなどの原因に繋がる場合があります。また本磨き加工を施した石表面は、水に濡れるとたいへん滑りやすくなりますので、くれぐれもご注意ください。

耐酸性に注意

大理石は耐酸性の性質を備えておりません。酸性タイプの洗浄液のご使用や石本体が酸に侵されますと、その表面が変色や退色などの症例が現れる場合がありますので。お手入れをする際は、くれぐれも酸性質のものを避けるように、ご注意ください。

使用場所

おもに屋内の壁面や床面に利用されており、国内ではチャペルやデパートなどの壁面を飾っています。赤茶色のベース地と白系の柄がアクセントとなり、自然さと美しさを備えた空間を演出するには、最適の石材といえるでしょう。

まとめ

ルソン島中部に位置するブラカン州で採掘される大理石のティーローズ。濃厚な赤茶色の肌地と不規則な白系の柄に特徴がある石材です。自然な風合いと色柄の美しさを兼ね備えたティーローズで、日常空間を華やかに演出してはいかがでしょうか。