緑の大理石ヴェルデイソーリエのご紹介

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ヴェルデイソーリエ(Verde Issorie)のしらべ

イタリア語でヴェルデは緑、または翠色を指す単語です。初夏の森を思い起こさせるような、美しい緑の大理石がアルプス山脈の中にあるイタリアの小さな町で産出しています。名は体を表す、大理石のヴェルデイソーリエをご紹介します。

原産地

イタリア共和国の最北部にあり、最小の州であるヴァッレ・ダオスタ州の州都がアオスタと言う街です。アルプス山脈の中に所在する山間部の街で、初代ローマ皇帝が作ったとされる大変古い歴史のある所です。そのような謂われのあることから「アルプスのローマ」と言う別名もあります。街の中には多数のローマ時代の遺跡や遺構があり、周辺の地域には美しくも堂々とした古城がたくさん残されています。また、トレッキングやスキーも楽しめる場所がたくさんあり、四季を問わず国内外から多くの観光客が訪れています。

特徴

本磨き

グリーンの大理石は何種類かありますが、その色は含まれている鉱物によって決まります。緑の色を引き出しているのは、クロライト(緑泥石りょくでいせき)です。緑から暗緑色をしていて、不透明で岩石の中では柔らかい部類の物質です。このクロライトの含有量の多少で色の濃さも決まってきます。従って、大理石のヴェルデイソーリエは基本的に濃いグリーンの地色をしています。模様は線状の薄い緑や白い色の物が入っています。また、玉(ぎょく)と呼ばれる塊のようなものが入っている場合もあります。この玉の色は濃い事が多く、大きさも様々ですが大きいものが入っていると、とても目立ちます。

留意点

大きな模様のある石材の欠点
大きく流れるような模様や、大きい玉が入っている大理石はキズが多い場合があります。また、色の違いは構成物質の違いであり、同じ物質ではないということで割れ目が生じたり剥離をおこしたりする可能性があります。このような事が事前にわかっているので、特にタイル状の石板などには樹脂などによる「裏張り」と言う処理がされています。補強の意味もありますが、裏側からの吸水によるシミによって汚れることを防止する役割もあります。

適した製品

宝石の色を秘めた石材をうまく使う。

モザイクのピース
石材を使った様々な品物がありますが、単一の石だけを使うのはその石の持ち味を生かす良い使い方です。しかし、何種類かの石を使ってモザイクにすれば違う味も引き出せるのではないでしょうか。ヴェルデイソーリエのエメラルド色は、白などの淡い色と組み合わせると一層色が引き立ちます。石の模様だけでなく組み合わせた柄との共演は素晴らしいものです。

内装材
壁や柱に使われます。ヴェルデイソーリエだけでなく上下で色を変えて使う場合もあり、デザイン性を高くした使用例もあります。濃い目の色なので暗くなる感じがしますが、鏡面に磨かれた表面に反射する照明の光で落ち着いた高級感が高まるのではないでしょうか。

まとめ

癒しの色と言えば緑色と言われます。目にも優しい色です。大自然の癒しの代表と言える木々の色を写し込んだ大理石も地球の贈り物ではないでしょうか。まさにアースカラーと言える美しいグリーンは、緑柱石や翡翠にも匹敵するものと言えます。このような美しい石材が産出され、使えることは幸せなことですね。