光を透過する大理石グリーンオニックスのご紹介

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グリーンオニックス(Green Onyx)のしらべ

大理石のグリーンオニックスは、ライトグリーンをベース地とした表面に、滲んだような各色の模様が現れた石材です。別名はパキスタニオニックスとも呼ばれています。同種の石材には色地の異なる、ダーク、ミディアム、ライトと3つのタイプが存在しており、ことにダークタイプは非常に高価なことで知られています。このページでは、三大大理石のひとつに数えられるグリーンオニックスについてご紹介します。

原産地

大理石のグリーンオニックスは、パキスタンの南部に位置するバローチスターン州ダルバンディン地区で採掘されています。バローチスターン州は、イラン高原の東端に位置するバキスタンの最大の州を誇り、パキスタン国内の40パーセント以上に相当する陸地面積を有する州です。州都は、隣国アフガニスタン国境に近い州の北東部のクエッタで、パキスタン国内に天然ガスを供給する重要基地となっているところです。

クエッタという地名は、現地の言葉で「城塞」を意味する“クワッタ”という言葉から付けたとされています。ここクエッタは、天然資源だけに限らず、メロン栽培などの農産物の栽培が盛んな地でもあります。市内では多くのバザールが開催されており、この市場を目当てに、海外からの観光客が足を運ぶほどの賑わいを見せているようです。

またダルバンディンでは、このオニックス種、宝石名では縞瑪瑙(しまめのう)とも呼ばれる天然石の他、水晶などが産出される地域でもあります。日本国内でもダルバンディン産の天然石を多く見かけることが出来ます。

特徴

本磨き

大理石のグリーンオニックスは、ライトグリーンをベース地とした石の表面に、滲んだような各色の紋様が現れた石材です。採掘される地層が限定されるため、他の大理石と比べると、大きなサイズの原石が採掘されない、非常に貴重な大理石となります。石表面に現れた流れ模様はキズにあたるため、裏張り加工が必要となる石材です。ガラス材を使った裏張り加工を施したタイプは、透明度が高く非常に美しい輝きを放ちます。

オニックス種の大理石には、ダーク、ミディアム、ライトと3つのタイプが存在しており、ことに黒の色地をなすダーク種のタイプは、非常に高価なことで知られています。このオニックス種の他に、ネロポルトロ、ノルウェジャンローズを併せたこれらの石は、いずれも希少種として三大大理石に挙げられます。古来よりペルシャやインドなどで珍重されてきたオニックス種は、縞瑪瑙(しまめのう)という名称で、宝石やパワーストーンとしても人気があります。

留意点

グリーンオニックスの留意点についてご説明します。

オニックス種の大理石は、石表面に走る模様がキズによって現れるために、石の強度に不安があります。石質が柔らかいために、キズや割れなどが生じないよう、お取り扱いの際には、十分な注意が必要となる大理石です。

吸収性に注意

大理石は水を吸収する性質を備えています。水分を吸収するとシミや汚れなどの原因に繋がりますので、水分の付着には十分な注意が必要です。

耐酸性に注意

大理石は耐酸性の性質を有しておりません。お手入れの際に、酸性質の洗剤をご使用になりますと、石本体に変色や退色などの変調が現れます。くれぐれも石本体が酸に侵されることのないように、ご注意ください。

使用場所および製品

おもに、屋内の壁面や床材などに利用されています。また水まわりでご使用になる際は、耐水性を備えた特殊な加工が必要となります。また国内産のオニックス種の石材は、国会議事堂内にある総理大臣室の暖炉の素材にも使用されています。また他のオニックス種のものには、表札、カウンタートップ、工芸品からペン立てといった、さまざまな品物の素材に利用されるなど、汎用性の高い石材でもあります。

まとめ

パキスタンの南部に位置するバローチスターン州で採掘されるグリーンオニックス。パワーストーンや宝石としても重宝されるたいへん高価な石材です。また汎用性も高く、表札やカウンタートップ、ペン立てなどの家具や小物などの素材にも利用される親しみを感じさせる大理石です。壁面や床材はもちろんのこと、小物類などの素材にも利用される商品を日常に取り入れてみることも、大理石の有効な活用方法なのかもしれません。