純白の大理石シベックホワイトのご紹介

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シベックホワイト(Sivec White)のしらべ

大理石にはさまざまな種類があります。おもに色と産地に分けて名前を付けているのですが、その中でも、1、2位を争う白さを誇っているのがシベックホワイトと呼ばれる大理石です。

ここでは、この純白の大理石についてご紹介します。

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原産地

はじめに大理石のシベックホワイトの原産国について説明します。
シベックホワイトは、ヨーロッパの東に位置するバルカン半島にあるマケドニア共和国で産出されています。ギリシャの北側にある内陸の国です。

マケドニア共和国は元ユーゴスラビア連邦の中の構成国でした。主な産業は、ワインやたばこ等の農業と繊維、そして亜鉛や鉄鉱石など天然鉱石の資源が豊富にあります。大理石のシベックホワイトは、このマケドニア共和国の中ほどにあるプリレプ市で産出されています。

特徴

本磨き

シベックホワイトの素晴らしさは、何と言っても真夏の入道雲の様な際立った白さです。ここまで白い大理石は、他では採掘されていません。

混じりけのない純白に近い石もありますが、もちろん天然の大理石ですから、なかには白さの中に若干黒い斑点が入ったものや糸状の灰色が少し入った物もあります。しかし、それもまたひとつの味を醸し出していると言えるでしょう。
シベックホワイトは軟質ですが、多少の衝撃には強いという性質もそなえています。ある意味柔剛併せ持つと言ったところでしょうか。またサイズが大きくて形のよいものもたくさん産出されているのは特に注目されるところです。

留意点

シベックホワイトが持つ美しさは、裏返せば繊細な石材であるということでもあります。次に挙げる3つのポイントについては、あらかじめ押さえておくべきでしょう。

目立つ汚れ

先ほど明記しました通り、この大理石は真っ白であることが最大の特徴です。そのことから、汚れが目立ちやすいのです。

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相性が悪い寒冷地

それから、シベックホワイトの表面をよく見てみると、細孔と言われる小さな穴があることに気づくと思います。この穴は水分を吸収してしまうので、寒冷地の屋外では水が凍って大理石が割れてしまうことがあるのです。

シベックホワイトとエンペラドールダークとの市松模様

表面の傷つきやすさ

材質が柔らかいことから、傷がつきやすいことにも気を付けなければいけません。また、大理石の性質上、酸性のものに触れると化学反応によりツヤがなくなってしまいますので、注意が必要です。

割り肌

シベックの割り肌もいいでしょう。

適した製品

シベックホワイトは、特色である白さを利用して、建築物の高級感溢れる装飾用内装材料として使われることが多いです。

より身近なところでは、オーディオのスピーカー台に使われていることもあります。振動が伝わりにくいため、音質が格段に良くなるのです。

最近では、パソコンのマウスパッドやペットの熱中症対策に天然石の特性を利用したひんやりベッドとしても、使われているようです。

シベックホワイトは柔らかい大理石なので、美しい白さが芸術作品に用いられ、海外では原石から彫刻で掘るのもよく見かけます。

外壁

日本では降水量が多いため大理石が劣化して汚れたりしてきますが、実質雨が降らないトルクメニスタンのアシガバートでは800×400×30のシベックホワイトが外壁に使用されています。

降水量が東京の半分のモスクワでは救世主ハリストス大聖堂の外壁にシベックホワイトが使用されています。1931年12月5日正午にスターリンによって指導されるソ連共産党政治局の決定により爆破された後、2000年8月19日に大聖堂全体の成聖式がアレクシイ2世司祷により行われました。

まとめ

悠久の時を経て東ヨーロッパの大地の下から掘り出された、輝くような白い大理石のシベックホワイト。この石の持つ素晴らしさを十分に引き出し、さまざまなシーンで使っていきたいですね。また新しい使い方も開発していければ、建築石材として活躍する幅が広がるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

300角…23000円
400角…23000円

2017年3月のしらべ