シベックホワイト マケドニア産純白の大理石のご紹介

シベックホワイト(Sivec White)のしらべ

大理石にはさまざまな種類があり、おもに色と産地でわけて名前をつけています。その中で1、2を争う白さを誇っているのが「シベック ホワイト」と呼ばれる大理石です。

シベックとは商標で「シベック ホワイト」の他に「シベック ビアンコ」または、「マケドニア ビアンコ シベック」と呼ばれる事があります。ビアンコとはイタリア語で白を指す単語です。

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「シベック ホワイト」の原産地

大理石の「シベック ホワイト」は、ヨーロッパの東に位置するバルカン半島の付け根にあるマケドニア共和国で産出されています。この国はギリシャの北側にある内陸の国で、元ユーゴスラビア連邦の中の1構成国でした。

「シベック ホワイト」の採石場は、マケドニアのほぼ中央部にあるプレリプ市にあり、国内で4番目に人口の多い街となっています。プレリプは、ヨーロッパの他の中堅都市と同じく、古来より様々な権力に支配されてきた歴史があります。中世の頃、セルビアの王に支配されていた時に、当時の支配者の息子がこの地を治めていたので、「マルコヴィ・クリ(マルコの塔)」と言う城が建てられました。

石灰岩の露頭に建てられた城が街の北側にある小高い丘の上に建っていることから、マルコ塔の下の街と言う別名があります。主な産業は、ワインやたばこ等の農業が古くから盛んに行われています。特にタバコの栽培はこの地の主要な作物で、品質を上げるために、早い時期から遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジーを利用しています。
また、大理石は元より、亜鉛や鉄鉱石など地下資源も豊富な地域です。

「シベック ホワイト」の特徴

本磨き

大理石の「シベック ホワイト」の素晴らしさは、何と言っても真夏の入道雲のような白さです。白大理石はイタリアが有名ですが、マケドニアや南のギリシャなどヨーロッパのこの地域には美しい白い大理石を産出している所が多くあります。

「シベック ホワイト」は混じりけのない純白に近い石もありますが、もちろん天然の石ですから、中には眩しいくらいの白さの中に若干濃い灰色の斑点が入った部分や、糸状の灰色がかすかな模様を作り出している所もあります。それもまた一つひとつの味を醸し出していると言えるでしょう。
また、切り出される場所や深さによっては薄い灰色の流れ模様が見られる物もあります。材質が軟質でやわらかいと言う特徴がありますが、多少の衝撃には強いという性質もそなえています。ある意味、柔剛併せ持つと言ったところでしょうか。キメの細かさが均一で、際立つ白さと相まって高品質の大理石の一つと言われています。品質の高さが、古来より芸術作品や重要な建築物を彩るために重用されていたようです。

「シベック ホワイト」の取り扱いで留意すべき点

白いからこそ気をつけること

「シベック ホワイト」は真っ白であることが最大の特徴です。そのことから、ちょっとした汚れでも目立ってしまいます。大理石は酸やアルカリなどの化学作用に弱いので、薬品などの強力なものでなくても、ワインや果汁が付着しただけでもシミになってしまいます。こまめなお手入れを欠かさないようにして、美しい白さを保ってください。

お勧めできない使用場所

袋穴と言われる、目には見えなくても小さな穴が割と多くあいていることにより、水分を吸収やすい性質があります。その為に寒冷地の屋外では、水が凍って大理石が割れてしまうこともあります。また、近年の酸性雨によっても比較的短い期間で溶け出して、表面がザラついてくるようになります。このような事から、屋外での使用はあまりお勧めできません。

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シベックホワイトとエンペラドールダークとの市松模様

割り肌シベックの割り肌もスプリットフェイスとして使用されることがあります。

「シベック ホワイト」に適した製品

内装

特徴的な白さを利用した、建築物の高級感あふれる装飾用内装材料としてよく使われます。古代に於いては宮殿にも使われていた「シベック ホワイト」は、現在では美術館やホテルなどに利用されています。白い色は清潔感があり、鏡面に磨かれた「シベック ホワイト」は上品で、エレガントな空間を作り出すことの出来る素材です。

芸術品

石材としては柔らかいので、加工が容易となっています。美しい白さの「シベック ホワイト」を芸術作品に用いた素晴らしい彫刻などが生み出されています。また、身近な場所に飾れるオブジェなども作られています。

小さいサイズの使われ方

オーディオのスピーカー台にも使われます。重量がある為振動が伝わらず、電気を通さないのでノイズを発生する事もないので、音質が格段に良くなるようです。最近では、PCライフに欠かせない長い期間使える、ちょっと贅沢なマウスパッドや、ペットの熱中症対策に天然石の特性を利用した、ひんやりした、きれいでリッチな白い大理石のクールマットにも利用されています。

外壁として使用されているところもあります

日本では降水量が多いため、外壁に大理石を使用すると大理石が劣化して汚れてきますが、実質雨が降らないトルクメニスタンのアシガバートでは、800×400×30のシベックホワイトが外壁に使用されています。

降水量が東京の半分のモスクワでは救世主ハリストス大聖堂の外壁にシベックホワイトが使用されています。
1931年12月5日正午にスターリンによって指導されるソ連共産党政治局の決定により爆破された後、2000年8月19日に大聖堂全体の成聖式がアレクシイ2世司祷により行われました。

「シベック ホワイト」のまとめ

悠久の時を経て東ヨーロッパの大地の下から掘り出された、輝くような白い大理石の「シベック ホワイト」の起源は紀元前まで遡る事ができます。クロアチアにある古代ローマ帝国の皇帝の為に作られた宮殿に使用されていた記録が残っています。

「シベック ホワイト」は、二千年以上も前から大量に採石されていますが、埋蔵量は現在でもかなりの量があるようです。世界中で活躍している「シベック ホワイト」の持つ素晴らしさを、十分に引き出し、さまざまなシーンで使っていけるとよいのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

300角…20000円
400角…25000円

2020年7月のしらべ

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