黒にゴールドの大理石ネロポルトロのご紹介

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ネロポルトロ(Nero Portoro)のしらべ

大理石のネロポルトロは、黒の肌地に金色およびベージュの帯柄が流れる、大理石のなかでも最高級に属する石材です。ポルトロとかポルトロゴールド、ゴールド&ブラックとも呼ばれています。採掘量が非常に少なく、金色の艶やかなラインが浮き出たタイプのものは、たいへんに希少なことから一等級に数えられています。このページでは、エレガントで華美な雰囲気が漂う、大理石のネロポルトロについてご紹介します。

原産地

大理石のネロポルトロは、イタリア北西部に位置するリグーリア州ラ・スペツィア県下のポルトヴェーネレで採掘されています。リグーリアの州都は、アドリア海沿岸に広がり、国際的な観光地としても有名なジェノヴァです。州都ジェノヴァは、商工業・金融業の中心地として古くから栄えたところで、現代においてもイタリア最大の貿易港として、地中海有数の規模を誇る港湾都市として賑わっています。

またラ・スペツィア県下のポルトヴェーネレの集落は、切り立った海岸沿いに色とりどりの家屋が並ぶ「チンクエ・テッレ」と呼ばれる5つの集落や、リグーリア海岸の南方に広がるパルマリア島、ティーノ島、ティネット島とともに、ユネスコの世界遺産に登録されたことで有名です。

特徴

本磨き

大理石のネロポルトロは、黒のベース地に、艶やかな金色およびベージュの帯柄が流れる、エレガントな雰囲気を漂わせる石材です。採掘量が非常に少ないうえに、石表面にゴールドのラインが美しく現れたタイプのものは、同種の石材のなかでも、最高級に位置付けられる高価な大理石となります。

市場に流通するタイプは、石表面を鏡面状に仕上げた本磨き加工が主流となります。重厚感とエレンガンスな雰囲気を併せ持つネロポルトロは、ブティックや一流ホテルなどの高級志向の空間を演出するには、最適の石材と言えます。

留意点

ネロポルトロの留意点についてご説明します。

天然大理石のため

天然大理石のため、各石材は1枚ごとに色調や模様などにバラツキが生じます。実際に施工する際には、あらかじめ数枚を仮並べするなどして、全体のバランスを見ながら貼り合わせを行って下さい。また眺める角度により、石表面に現れた光沢の具合にムラが生じる場合もあります。

酸性質のものに注意

大理石は耐酸性の性質を持ちあわせておりません。そのために、酸洗いや酸に侵されますと、石表面が退色や変色などのダメージを受けます。お手入れの際は、くれぐれもご注意ください。

水濡れに注意

屋外に施工した場合、雨水や水濡れなどの原因により、経年変化で退色することがございます。また本磨き加工のために水に濡れますと、石表面がたいへん滑りやすくなりますのでご注意ください。

使用場所および製品について

おもにホテルやブディックの店舗の壁面に利用されています。また黒金のエレガンスな地柄を生かして、カウンタートップ、ペーパーウェイト、ルームライト、表札、置き時計の外装など、さまざまな用途でも活用されています。

まとめ

イタリア・リグーリア州県下のポルトヴェーネレで採掘される高級大理石・ネロポルトロ。金の帯柄がひときわ美しい印象を与えるこの大理石は、屋内の壁面、装飾材などに限らず、家具や小物などの身近な用途でも活用される汎用性の高い石材です。採掘量の少ない貴重な大理石であるため、どうしても高価なイメージを抱きやすいですが、日用品となる小物などにも活用されることを考え併せると、意外にも親しみを感じさせる大理石とも言えそうです。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

製品価格…100,000円以上

2017年3月のしらべ