イタリア産グレーの大理石バルディリオ インペリアーレのご紹介

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バルディリオインペリアーレ(Bardiglio Imperiale)のしらべ

灰色の色見本のような、とても珍しい大理石があります。グレーは地味な色の代表の様なイメージがありますが、使い方次第で非常に洗練された使い方ができる色ではないでしょうか。様々な灰色を擁した大理石のバルディリオインペリアーレをご紹介します。

原産地

イタリア共和国のトスカーナ州にルッカ県セラヴェッツァと言う所があります。イタリアはローマ時代という素晴らしい古代文明と、ルネサンスの中世において素晴らしい芸術が栄えてきた中心地です。ルッカにも各時代の遺産とも呼べる荘厳な教会建築物や、各種芸術品が多く残されています。特に「ドゥオーモ」と呼ばれるゴシック様式の大聖堂は、一見の価値のある建築物と言えるでしょう。また、「蝶々夫人」などの名曲を作り出した、十九世紀の作曲家「ジャコモ・プッチーニ」の生誕の地で、生家はプッチーニ博物館となっています。

特徴

本磨き

様々なグレーだけの色をした大理石です。地色は濃い目のグレーで、その中に黒に近い灰色や、薄い灰色の流れるような模様が入っています。大理石の色を決めているのは様々な含有鉱物ですが、灰色を引き出しているのは「パイライト(黄鉄鉱)」です。黄鉄鉱そのものは金色に近い色をしているので、「愚者の黄金」と言う異名があります。そのような色をしている黄鉄鉱ですが、粉末状にすると黒っぽい色をしています。パイライトの量の多少でグレーの濃さが変わって模様を作り出しているようです。

留意点

単色に近い濃い色は傷が目立ちます。

基本的に濃いグレーなので、傷が付いた場合に遠くから見ても非常に目立ちます。バルディリオインペリアーレは比較的柔らかい部類の石ですので、彫刻などによく使われていますが、加工しやすい利点は傷が付きやすい欠点にもなります。傷が付かないように硬いものや、先端の鋭いとがったものなどをぶつけないように気をつけないといけません。

適した製品

内装材

壁材としてよく使われます。モノトーンは、スタイリッシュな空間を作り出すために最適な色ではないでしょうか。上部を白大理石、下部をバルディリオインペリアーレといった色の組み合わせの壁にしている例もあり、とても素敵です。白と黒の組み合わせより柔らかい感じになります。

オブジェ

加工が容易なので、色々なオブジェも作られています。芸術的作品から、お部屋のアクセントに使えるような小さいサイズの置物などがあります。濃いグレーのオブジェは置く場所のカラーによって、イメージがずいぶんと変わってくるのではないでしょうか。

まとめ

曇天の空をそのまま地面に置き換えたような、バルディリオインペリアーレの色です。様々なグレーは和名で見ると、鈍色、ねずみ色、浅葱色、薄墨色などいろいろな呼び方と色があります。光の当たり具合でも色が違って見えるでしょう。人工的に作り出した色ではなく、自然の作り出した色は素晴らしい持ち味となって大理石のバルディリオインペリアーレを彩っているのでしょう。