イタリア産グレーの大理石バルディリオヌボラートのご紹介

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バルディリオヌボラート(Bardiglio Nuvolato)のしらべ

今にも伝説の龍が、その姿を現しそうな模様をした大理石があります。嵐の予感を含んでいるような空のイメージがある、バルディリオヌボラートという名の大理石です。地中海に張り出した半島から切り出されている、モノクロームが美しい大地の恵みです。

原産地

イタリア共和国トスカーナ州ルッカ県のスタッツェーマは、地中海の一部ティレニア海に面したイタリア半島の付け根に近い所にあります。州北部に位置するのがルッカと言う名の街で、紀元前には、すでに街としての形が出来上がっていた大変古い歴史のある所です。長い歴史の中ではいくたびもの戦いもありました。戦から街を守るために建造された城壁は、今でもルッカの街を取り囲んでいます。とても大きな城壁で、一周が約四キロメートルあります。現在では緑化も進められ散歩やサイクリングなど、市民の憩いの場を提供している平和な建造物となっています。

特徴

本磨き

濃い目のグレーが基本の地色となっている大理石です。その中に、白や濃淡の灰色が大胆な模様を描き出して、大きく使われている場所などはとても目をひきます。流れるような模様が多いですが、中には渦を巻いた柄や、スジ状の枝分かれしたクモの巣の様な模様もあります。色を引き出す要因の含有鉱物の量の差で、このような模様が出来上がります。また、灰色のツヤがある面は光の反射角度によっては、青く見える部分もあります。大理石の中では吸水率も比較的低く、良質の石材となっています。

留意点

美しさを長く保つために大事なこと

どんなものでもお手入れをこまめにすれば長く使えます。大理石は装飾の為に使われることが多いですが、最大の利点の美しい鏡面を長く保つためのお手入れの方法があります。間違ったお手入れをすると、逆にツヤ落ちしたり、ひどい時には表面剥離を起こしたりします。まず、絶対にしてはいけないことは化学作用に弱いので、酸やアルカリ性の洗剤や漂白剤などを使用することです。基本は柔らかい布での乾拭きですが、かたく絞った布で汚れをふき取る程度がよいようです。どうしても洗剤を使う時は中性のものを使用して下さい。

適した製品

模様を生かす使い方

内壁

流れ模様をおもしろく使った壁があります。流れ模様を斜めになるように切り出したタイル状のバルディリオヌボラートを互い違いに配置して、本来の模様を使って新たな柄にしたてています。色が無彩色なので模様に更なるインパクトが出てきます。このような大胆な使い方は、ビルなどの大きな壁面だとなお一層映えるのではないでしょうか。

天板

ヨーロッパの建築物は昔から石材をよく使っています。そのことから屋内の調度品にも石材が多く使われています。テーブルやキッチン、洗面台など様々な場所に使われる石材の中でも大理石は美しさを備えているので好んで使用されてきました。バルディリオヌボラートの模様は室内の装飾としても一役買っているでしょう。

まとめ

大理石のバルディリオヌボラートは大自然の気まぐれのような偶然と、気の遠くなるような時間をかけて地球が作り出した産物です。モノトーンだからこそ、その模様がかえって引き立っている大理石です。まだまだ新しい使い所や使い方が考えられそうですね。