ギリシャエヴィアの希少なグレーの大理石 サビ色柄のマイカリソスインペリアルグレーのご紹介

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マイカリソスインペリアルグレー(Mykalissos Imperial Grey)のしらべ

皇帝の名を戴くシックな色の大理石があります。マイカリソスインペリアルグレーはヨーロッパの地を治めてきた古代の皇帝たちにも好まれて、その居城を彩ってきた様々な建築材の一つとして使われてきました。

原産地

ギリシャ共和国の中央部にエヴィア県があります。県都はハルキダ市です。太古から様々な王朝が栄えては衰退してきましたが、その時々で主要な都市として栄えてきました。一王国の首都を務めたこともある、歴史深い街です。地中海沿岸で交易のための港湾設備が昔から整っていたことが、この地を栄えさせた要因でしょう。また、哲学者のアリストテレスが母親の出身地であるこの街で晩年を過ごしたことも有名です。

特徴

本磨き

大部分がグレーの大理石で、サビ色と入り混じった所もあります。目立つ模様は白いスジ状の柄が入っていて、かなり広い幅のものが大胆に入っている所から、線状のスジが細かくたくさん入っていてクモの巣の様に密になっている部分もあります。グレーの部分は見る角度によっては透明感があり、奥行きを感じることができます。数種類の色が入っている大理石の弱点とも言える欠けや割れる可能性がありますが、樹脂やネットで補強されている石材もあります。製品としての石材はタイル状のものが多いのですが、大きなブロックで切り出されるので、天板など一枚ものの使い方もできます。

留意点

岩石ですが、弱い所もあります。

大理石は石灰石が由来の岩石で、元々白い色をしています。石灰岩がマグマの熱などの作用を受けて長い年月をかけ出来上がった岩石です。その過程で含まれた様々な鉱物によって色が付きます。マイカリソスインペルアルグレーの基本となる色のグレーは黄鉄鉱です。模様を作り出している金茶色は鉄分が出しています。このように構成物が異なるので、接点となる場所は他に比べて弱くなります。割れ目が生じたり、はがれたりすることもあります。また、水が浸み込む場所にもなります。このような弱点もあると言う事をよく知ることで、美しさを長持ちさせることができますね。

適した製品

古代の皇帝も好んだ品のある色合いを生かして

内装、壁材
白大理石に比べると濃く見えるので、アクセントに使われることがあります。また、色のムラを利用してタイル状の石板をランダムに組み合わせる施工例もあります。いずれもマイカリソスインペルアルグレーの色や模様を最大限に生かした使用方法と言えるでしょう。

階段
マイカリソスインペルアルグレーを使った美しい階段があります。大理石の表面を鏡面に磨くのは、ほとんど機械で行います。しかし、手すりなどの形としての装飾部分は、今でも職人による手作業で行われることが多いです。大理石は加工が比較的容易とは言っても、岩石ですので模様を形作るのは大変な作業ではないでしょうか。

まとめ

太古の昔から珍重されてきた大理石のマイカリソスインペルアルグレーです。その落ち着いた上品な色合いと磨かれたツヤのある美しい表面が、厳粛な空間を作り出すために使われてきました。古代の権力者達が威厳を示すための良い素材であったのでしょう。現代でも建造物や調度品など、高級なイメージを作り出すための最高の材料となっています。