ムルシアブラウン(Murcia Brown)のしらべ

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トルコ産ムルシア・ブラウンのご紹介

岩石は太古の時代から道具や素材として使われてきました。時代が進むと共に、様々な種類の石材が見つけ出され、それぞれの石と用途に応じた加工の技術が進歩してきました。石材の中でも大理石は、高級な素材として珍重されてきました。トルコで産出する、大理石のムルシア・ブラウンもその中の一つです。

原産地

大理石のムルシア・ブラウンの採石場は、黒海と地中海に挟まれたトルコ共和国のカスタモヌ県にあります。トルコ北部のほぼ中央に位置し、黒海の沿岸地帯になります。10万年前から人が住んでいたとされる説があり、紀元前からの数々の王朝に支配されてきました。自然が豊かで森林が多く、ゆったりとした休暇を過ごす人が多く訪れています。経済を支える産業は、主に穀物栽培などの農業が担っています。また、この地区の約半分の面積を占める森林が生み出す林業も盛んです。多種にわたる地下資源もあり、自然の恵みを享受している地域です。

特徴

ブラウンと名の付く大理石はいろいろありますが、大理石のムルシア・ブラウンは濃いグレーに近い色をしています。若しくは、少し赤味のあるグレーと言った感じの色です。全体的な色は暗くも明るくもない中間の濃さです。所々に濃い色の部分が、アクセントのように入っている場合があります。また、細かい白いスジがたくさん入っていて、模様を作り出しています。天然の石ですので、赤味の強いところや、ほぼグレーのところなど若干色味の違う所もあります。スジ模様もとても多く入っている場所やスジの幅が広い部分もあります。

留意点

頑丈そうでも脆弱な点があります。

大理石は石灰岩の一種です。石灰岩は化学作用にとても弱い性質を持っています。特に酸には弱く、強い酸が付着すると溶け出してしまいます。弱い酸でも長期間にわたると、やはり溶け出してしまいます。大理石の表面を美しい鏡面加工にした場合、曇りが出たりザラついたりするようになってしまいます。お手入れなどの際には中性の洗剤等をお勧めします。また、細かいスジ模様があることは、割れたり欠けたりする可能性が高くなるので、優しく扱う事が大事です。

適した製品

大理石のムルシア・ブラウンは、落ち着いた色です。

ペットマットに
ペットが快適に過ごせるようなアイテムがあります。石材の特徴である熱伝導率の低さを利用して、夏のクールマットに利用されます。また、石では害虫が繁殖することが無いので安心です。ただし、日の当たる場所に長時間置くと逆に暑くなってしまいますので、日陰に設置してください。

天板に
キッチンやカウンターのトップに使用されます。大理石のムルシア・ブラウンはシックで大人しい色合いです。しかも、あまり濃い色ではないので暗くなることもなく、落ち着いた雰囲気の空間を作り出せるのではないでしょうか。

まとめ

山から切り出された大理石は、ほとんどの場合、陸路で港まで運ばれ船で輸送されます。大理石のムルシア・ブラウンは黒海沿岸の地域で産出するので、日本へ運ばれるまでに多くの海を渡ってきます。距離も時間もかけてやってくるダークブラウンの大理石に、遠い国へ思いを馳せるのもいいですね。