フランス産の赤い大理石ランゲドックのご紹介

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ランゲドック(Languedoc)のしらべ

大理石のランゲドックは、赤茶色のベース地の石表面に、色幅のある白系の斑柄が表面に散らばる石材です。赤地を成す大理石のなかでも代表格に挙げられており、またの名をルージュインカルナ、ルージュデサンポンスとも呼ばれています。このページでは、ヴェルサイユ宮殿の大広間にも使用された華やかな印象を醸す、大理石のランゲドックについてご紹介します。

原産地

大理石のランゲドックは、フランス南部に位置するオクシタニー地域圏のエロー県サンポンスドトミエールで採掘されています。オクシタニー地域圏は、ラングドック=ルシヨン地域圏とミディ=ピレネー地域圏とが合併統合された2つの地域圏を併せた名称で、2016年9月に正式に採用されました。かつてはラングドック=ルシヨン=ミディ=ピレネー地域圏と呼ばれた地域です。

オクシタ二―地域圏には、オート=ガロンヌ県のトゥールズ、エロー県にあるモンペリエといった主要都市が広がっています。この地域の主な産業は、造船業や鉄鋼業などの重工業の他、天然ガスやウラン採掘などのエネルギー産業が活発です。またミディ運河をはじめとするアルビ司教地区、ピレネー山脈のモンペルデュといった世界遺産に登録された歴史的な建造物や雄大な渓谷も点在する、観光客の人気の高いスポットもあります。

温暖で降雨量の少ない地中海性気候であることから、ガール県西部からオード県一帯にかけたラングドック地域では、ワイン製造用のブドウ栽培がことに盛んで、「ヴァン・ド・ペイ」という地場ワインのなかには、ブルゴーニュワイン、ボルドーワインに匹敵するほどの高級ワインも製造されています。

特徴

本磨き

大理石のランゲドックは、赤色のベース地を成す大理石のなかでも、その代表格に挙げられるほど、最も鮮やかな石種として知られています。白やグレーの斑柄が、ほどよく肌地と調和して、見た目にも華やかな印象を与えてくれます。

ランゲドックは、ヴェルサイユ宮殿の広間にも利用されたように、優美で風雅な空間を演出するには最適の石材と言えます。日本国内に輸入される石材ではありますが、輸入量はそれほど多くないため、国内では希少な大理石と言えそうです。

留意点

ランゲドックの留意点についてご説明します。

各石材のバラツキに注意

天然石のため、各石材は1枚ごとに色調や模様などにバラツキが生じます。実際に施工する際には、あらかじめ仮並べをするなどして、全体のバランスを見ながら貼り合わせを行って下さい。

吸収性に注意

大理石は吸水性を併せ持つ石材です。物性データー上は、それほど吸水性は確認されておりませんが、水まわりなどの環境下でご利用になりますと、シミや汚れなどの原因となる恐れがありますので、くれぐれもご注意ください。

耐酸性に注意

大理石は耐酸性の性質を持ち併せておりません。お手入れの際に、酸性洗剤のご使用や、石本体が酸に侵されないようにご注意ください。石表面の変色や退色などの原因に繋がります。

使用場所

おもに内壁や床材として利用される大理石です。場合によっては、水まわりなどの床材に使用されることもあるようです。日本国内では、赤坂にある迎賓館や有名デパートの壁面などにも使用される、華美で高級感あふれる空間を演出するには最適の大理石です。

暖炉

室内で暖炉のように使用してみてはいかがですか。加工は少し大変です。しかし、磨くととても綺麗なので自宅に1つ置いてみてはどうでしょう。

まとめ

フランス南部に位置するオクシタニー地域圏で採掘される大理石のランゲドック。赤茶地を基調とする、ヴェルサイユ宮殿でも使用された華やかな印象を与える大理石です。日本国内でも迎賓館や高級デパートに使用されていることからも、エレガントで品位を感じさせる空間に仕上げる石材として、珍重されています。