イランで採掘されるベージュの石灰岩ゴハレーベージュのご紹介

シェアする

ゴハレーベージュ(Gohare Beige)のしらべ

石灰岩のゴハレーベージュは、ベージュ地の石表面に、白系の流れ柄が入る石材となります。各石材の色調にバラツキが生じにくい、石質の安定した石灰岩です。このページでは、ベージュ地の色調が朗らかな印象を与える、石灰岩のゴハレーベージュについてご紹介します。

原産地

石灰岩のゴハレーベージュは、イラン西部のロレスタン州ホラマバードで採掘されています。ロレスタン州は、イラン南部からイラク・トルコ国境の北西方向へと連なるザグロス山脈の支脈が走っており、4000m級の高峰を仰ぐことができる他、イラン国内に水を供給する河川の源流域が複数にわたって存在する地域です。

またこの州は、イラン国内の文化遺産に指定された、ファラコル・アフラーク城塞をはじめ、カーシュガーン橋、ホッラマーバードの塔、ソルターニー・モスク、エマームザーデ・ジャアファル、ガハール湖といった、イラン国内の文化遺産が集中するところでもあります。

隣接する各州の中継地として利用されることの多い州都ホラマバードでは、多くの市民が軒を並べたバザールの光景を目にすることができ、庶民的な雰囲気を湛えた街として活気づいています。

特徴

本磨き(板目)

本磨き(板目)

石灰岩のゴハレーベージュは、ベージュ地を基調とした石の表面に、やわらかな白系の流れ柄が入る石材です。石種によっては、各石材の色調や模様などにバラツキが生じることもありますが、ゴハレーベージュは比較的色調が均一で、キズも少ない安定した石種となります。

ゴハレーベージュは加工法によってもその表情に違いが生じます。原石の上部から長辺部に沿って縦方向に切断する柾目(まさめ)加工は、石の風合いに変化が生まれて表情がつきやすいという特徴がある一方で、石表面の側面から平面方向に切断した板目加工の場合は、石本体に混入物が現れやすく、色目の変化が大きくなるといった表情の違いが生じます。

こうした加工方法によっても石の表情や印象などは異なりますので、ご利用になる環境やそれぞれの特徴を見極めたうえで、ご利用になってください。

留意点

ゴハレーベージュの留意点についてご説明します。

各石材のバラツキに注意

コバレーベージュは、比較的石質の揃った石材ではありますが、天然の石灰岩であるため、色調や模様などにバラツキが生じる場合もあります。そのため、実際に施工する際には、あらかじめ各石材を仮並べするなどして、全体のバランスを確認したうえで、貼り合わせを行ってください。

吸水性に注意

石灰岩は吸水性を有する石材となります。屋外で施工した場合、水濡れや雨水が原因となり、その表面にシミ・汚れが現れる場合があります。また経年変化により、その表面が退色する場合もありますので、くれぐれもご注意ください。

耐酸性に注意

石灰岩は耐酸性の性質を持ち併せておりません。酸性洗剤のご使用や石本体が酸に侵されますと、変色や退色などの症状に繋がりますので、お手入れの際は、酸性質のものをご使用にならないように、くれぐれもご注意ください。

使用場所

おもに、屋内の壁面や床材として利用されています。また国内では、商業ビル、音楽堂、美術館などの壁面の他、商業ビルの床面にも幅広く利用される石材となります。

まとめ

イラン西部のロレスタン州ホラマバードから採掘されるゴハレーベージュ。石表面が朗らかなベージュ地を基調とするために、落ち着いた印象を与えてくれる石灰岩です。各石材の色調が均一となりやすく、キズも少ないため、使い勝手のいい石灰岩と言えるでしょう。穏やかな印象を与えるゴハレーベージュで、ぜひ日常空間を彩ってはいかかでしょうか。