ベージュ系大理石ブレッチア・オニシアータのご紹介

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ブレッチアオニシアータ(Breccia Oniciata)のしらべ

アルプス山脈の一角にある地域から、採掘されている柔らかい色の大理石があります。昔から珍重されてきたブレッチアと言う大理石の名を持つ石です。「更紗」と言う和名もありました。イタリアの内陸から掘り出されている、ブレッチアオニシアータをご紹介します。

原産地

ロンバルディア州はイタリア共和国の北部中央にあります。アルプス山脈の一角に位置する内陸部の地域です。山岳部は州の面積の約三分の一で、約半分の面積を平野部が占めています。数々の湖があり、国内の一位から三位の面積の大きな湖がこの地域に集まっています。平野部は肥沃な土地で、農業も盛んに行われています。特徴的なのは稲作を行っていることです。米を使った料理が有名で、各種の工夫を凝らしたリゾットがあります。また、トマトを使った野菜スープの「ミネストローネ」発祥の地と言われ、普通はパスタを入れるのですが、ここではお米を入れることもあります。そのようなロンバルディア州ブレシア県のセルレというところが産地になります。近くにはボテチーノの産地があります。

特徴

本磨き

本磨き

ベージュの濃淡がある地に、白い線状の模様が入っています。透明感があり、物によっては半透明に見える所もあります。地色の濃淡は変化が激しく、濃い茶色から白っぽい物まであります。模様もランダムに入っていて、白い筋が流れる様な模様や、網目のようになった物もあるので柄合わせが難しい大理石です。また、キズの多い石種ですので、補強のための裏張りと言う加工を施した製品が多く流通しています。しかし、この加工をすると、下地からの水分の浸透も防げると言う利点もあります。

留意点

均一の色柄は求められません。

地色の濃淡が激しく、濃い目の茶色から白に近いクリーム色まで、ベージュ系のあらゆる色が混じっています。模様も白い線模様から、複雑な網目のようになった物まで様々です。広い面で使う時は、仮置きして色柄を確かめた方がよいでしょう。

脆弱な点があります。

大理石はとてもデリケートな岩石です。ブレッチアオニシアータは複雑な模様があるので、シミはあまり目立ちませんが、酸などの化学作用によってツヤが無くなってしまうことがあります。果汁でもこう言う事は起きますので、注意が必要です。

適した製品

建築物の内外

マンションやホテルなど、ビルの床や壁にブレッチアオニシアータが使用されています。明るく優しい感じの色なので、ロビーやエントランスなど温かい雰囲気を作り出せるでしょう。しかし、床に使われる場合は滑りやすいので、気をつけなければいけません。

天板

キッチンカウンターやテーブルの天板に使われることもあります。大理石のカウンタートップは高級感があり、グレードの高いキッチンやリビングを演出することが出来るでしょう。天然石の特徴である熱を伝えにくい長所もありますが、酸などにも弱いので、撥水処理などを使用した方がよいでしょう。

まとめ

大理石は、古来より重要な建物に使われてきました。その建物の権威と地位を表すのに一役買ってきました。高級感のあるブレッチアオニシアータは、その時代の息吹を感じることのできる大理石ではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

300角…18000円
400角…20000円

2017年3月のしらべ