イタリアのベージュ系大理石ブレッチア・オーロラのご紹介

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ブレッチア・オーロラ(Breccia Aurora)のしらべ

地球の極近くの夜空を彩る大自然のイルミネーションであるオーロラは、一度として同じ色や形は現れません。そのオーロラの名前が付いた大理石のブレッチア・オーロラも同じ色や模様のない多様な表情を持つ自然の産物です。

原産地

イタリア共和国の北西部にある小さな町であるヴィルレ・ピエモンテから大理石のブレッチア・オーロラは切り出されています。イタリア有数の大都市であるトリノ近郊の町です。トリノは工業都市ですが、甘い側面を持つ街です。ヨーロッパにおける一般市民が初めてチョコを口にすることのできたチョコレート発祥の地と言われています。昔は王侯貴族にだけ許された高級な嗜好品であったチョコレートを、6年間と言う期間を決めて一般市民にも食べられるようにしたことが始まりでした。百年以上続く老舗のカフェや菓子工房などが今も美味しいチョコレートを提供しています。

特徴

本磨き

ベージュの濃淡を基本とした色合いの大理石です。大理石と言っていますが、正確にはブレッチアとは角礫岩のことです。角礫岩は、割れたり角ばったりした小石が積み重なったり、寄り集まってできた岩石です。その為、色や模様に大きな違いが出てきます。特に大理石のブレッチア・オーロラはその特徴が顕著に表れています。基本的には薄い色合いですが、その中に濃い色の部分が入っている事が多いです。その濃い部分の大きさも大小様々で、まるで違う石材に見えることもよくあります。しかし、この多様な色と模様が、オーロラの名前が付けられた所以であるかもしれません。

留意点

特徴でもあり、欠点にもなりうる色と模様。
切り出すときにはブロック状の石ですが、建材として使われる石材は、基本的に石板の形がとられます。そのような石材の厚さは、普通数cmはあります。同じブロックから切り出される大理石のブレッチア・オーロラは、その特徴から色は似ていても模様は違ってきます。チョコとプレーンのマーブルケーキを切った時の模様を想像すれば、その様子がわかるのではないでしょうか。加えて、同じ山から切り出されても、少しでも場所が変われば色も違ってきます。このような同じ名前でも多様な石材は、使う場所や広さを十分に考慮することが大事です。

適した製品

明るい色と大胆な模様を生かして使う。

キッチンや洗面台のトップ
ヨーロッパの家は昔から石造りでしたので、調度品にも石材が頻繁に使われてきました。日本でも最近は天然石のキッチンなどが好まれる事が増えてきました。大理石のブレッチア・オーロラは薄目の色とユニークな模様で、明るく個性的な空間を提供できるのではないでしょうか。

壁、床材に
大胆な柄のある部分は、床や壁などの広い場所に使われることで、その良さを前面に出せる使い方ではないでしょうか。薄い地色に大きく入っている礫の色が濃い場合でしたら、なお一層独特のイメージを持った雰囲気を作り出せるでしょう。

まとめ

切り出した岩石を割った時に現れた美しさに磨きをかけて、更に艶やかな表面を引き出す職人の技が、この石をただの石から豪華な素材に育て上げているのでしょう。オーロラは、一瞬でも止まることのない天空の閃きです。その美しさを留めているような岩石である大理石のブレッチア・オーロラは地中の美と言えるのではないでしょうか。自然と人の手が作り上げた大理石のブレッチア・オーロラは、様々な空間を彩る素晴らしい素材なのです。