ジンバブエブラック ジンバブエ産黒御影石のご紹介

ジンバブエ(Zimbabwe)のしらべ

建築用の黒御影石の代表とも言われている、遥かアフリカの南部で切り出されている御影石があります。その名は「ジンバブエ」と言い、「ジンバブエブラック」とも呼ばれます。模様のほぼ無い漆黒の石です。

「ジンバブエ」の原産地

アフリカ大陸の南部にジンバブエ共和国があります。首都のハラレ市から北東に約100㎞離れたマジョナランド東部州のムトコと言う町の近郊で、黒御影石の「ジンバブエ」が採石されています。ハラレと隣国モザンビークとを結ぶ幹線道路沿いの町で、中継点の一つとなっています。川はありませんが、たくさんの井戸が掘られ、豊富な地下水をくみ上げて生活用水や農業の為の灌漑用水として利用しています。主な産業は農業で、トウモロコシやソルガムと言うモロコシの1種の穀物、サトウキビ、綿花などが栽培されています。これらの作物は住民も消費しますが、ハラレなどにも出荷されています。首都のハラレ市は、イギリスの植民地時代にはソールスベリと呼ばれていました。今でも、植民地時代の名残を残す町並みが見られます。郊外には「チレンバ・バラシング・ロック」と言うジンバブエドルにも印刷されている、積み重なった数々の巨石が見られます。主要言語はショナ語で、ハラレとは「眠らない街」を意味します。

ジンバブエドル紙幣

チレンバ・バラシング・ロック

「ジンバブエ」の特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

「ジンバブエ」は、黒の御影石の中では、世界中で最も生産量が多いと言われている石材です。地質学上ではマグマが地下でゆっくりかたまって出来上がる、火成岩の一種である深成岩の中の斑レイ岩になります。斑レイ岩には、花崗岩に多く含まれている石英や長石がありません。細か分類すると「ジンバブエ」は、斑レイ岩の中でも極めて黒い「ノーライト」と言われる岩石です。この石は、黒い色を引き出す角閃岩や磁鉄鉱などが含まれています。これらの鉱物はガラス光沢を持つものが多いので、鏡面に磨かれた石材は光によく反射して美しい表面を見せてくれます。石目は小さく、模様のほとんど無い漆黒に近い石です。また、石の質も安定しています。このような性質を持つ石なので、劣化に強く、吸水性も低いよい品質の石材を求めることができます。また、ほぼ黒一色なので、使う場所を選ばないのも人気がある理由の一つです。建造物だけでなく、家具や置物などあらゆるところで使われています。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凹凸があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色味が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「ジンバブエ」を取り扱う時の留意点

黒一色だからこそ、気をつけなければいけないことがあります

「ジンバブエ」は、深みがあり、重厚な高級感もある黒御影石ですが、傷が付くと非常に目立ちます。鏡面加工でしたら、更に目立ってしまいます。床に使う時などは、どうしても傷が付きやすくなってしまいます。この場合、表面の加工をバーナー仕上げや、ウォータージェット仕上げと言った、ツヤ消しのタイプにすれば問題はほぼ解決します。しかも滑りにくくなるので、一石二鳥です。しかし、ツヤ消しにすると色が白っぽくなってしまいますので、使う場所によって使い分けると良いでしょう。

お手入れでも気をつけることがあります

漆黒と言ってよい「ジンバブエ」ですが、お手入れを間違えると見た目が衰えることがあります。基本的に御影石は化学作用や気候変化に強いと言われていますが、過度の作用によっては品質が落ちる事もあります。特に「ジンバブエ」のような真っ黒に近い石では、強力な洗剤等でくもりが生じる事があります。汚れがひどい時でも、強い薬剤等は使用しないほうがよいでしょう

「ジンバブエ」に適した製品

黒御影石はどこに使っても重厚で、高級なイメージを出すことができます。

建築物の内外に

生産量も多く、価格も抑えられているので、ある程度大量に必要となる建築物の壁や床に使われています。耐久性も高く、水を吸うこともほとんどなく、ビルの外壁など屋外に使っても大丈夫です。また、床に使う時は表面加工の種類を変えれば、色の濃さに違いが生じるので、「ジンバブエ」だけでモザイクのようにすることもできます。

小物でも十分存在感があります

オーディオボードやカウンタートップ、また、置物も作られています。深みのある黒一色なのでどんな場所でも邪魔をせず、かえって粋な高級感を与えることが出来ます。引き締まった空間を作り出せるよい素材と言えるでしょう。

表札やネームプレート

個人住宅の表札や、ショップのネームプレートも「ジンバブエ」が活躍できる場です。近年では、マンションの玄関ドア付近に掲げられるプレートも様々な図案の物が売られています。また、工作機械や技術の向上によって細かなデザインの物も作られています。印象的な黒い「ジンバブエ」のプレートは、訪問する人を迎える最適なアイテムではないでしょうか。

「ジンバブエ」のまとめ

原始の大地、アフリカの南部の山から切り出され、世界中で人気の高い御影石の「ジンバブエ」です。黒い御影石は主役を張ることもできますが、素晴らしい脇役で使うこともできる、ある意味オールマイティな素材と言えるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…17000円
400角…17000円
300×600…17000円

2021年4月のしらべ

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