黒御影石アンゴラブラックのご紹介

シェアする

アンゴラブラック(Angolan Black)のしらべ

一風変わった黒い御影石が、世界最古の砂漠であるナミブ砂漠の北端に近い所で採石されています。太古の息遣いが残るアフリカ大陸の南西に丁場がある、御影石のアンゴラブラックをご紹介します。

原産地

アンゴラ共和国のウィラ州ルバンゴは、アフリカ大陸の南西部にあり、ルバンゴはウィラ州の州都です。アフリカと言えば灼熱の大地を想像しがちですが、ルバンゴは標高二千メートルの高原地帯に位置します。大西洋岸にはナミブ砂漠の北端があり、海岸付近とは断崖絶壁で区切られています。海岸方向とは、幾重にも重なったつづら折れの道を自動車で約二時間かけて行き来します。ルバンゴ市内は都市化されていますが、周辺地域では少数民族の人々が遊牧生活を営んでいます。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

アフリカ産黒御影石の中でも異彩を放つ石と言えるでしょう。アンゴラブラックは、学問上では斑レイ岩に分類されます。深成岩の一種で、一般的に御影石と言われる花崗岩とは構成物質が異なります。斑レイ岩は黒い石がほとんどで、その中に光を反射する性質のある輝石(きせき)や黄鉄鉱を含んでいます。アンゴラブラックは全体的には、黒い石の中に濃いグレーの模様が浮かび上がってくるように見えます。黒御影石は柄が小さめな物が多いのですが、模様が大きく見えるのもこの御影石の特徴です。模様は大きいのですが、一般的な黒御影石と同じく吸水性がとても低く、硬い石材となっています。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

様々な色の中で一番濃い色です。お手入れも気をつけて

黒い色は汚れやシミが目立ちます。特に鏡面加工の製品ですとツヤのある黒が美しい半面、何かの原因で不具合が生じると非常に目立ちます。基本的には酸やアルカリなどの化学作用にも強いのですが、過度の薬品使用では耐えることができない時もあります。このような事が起こりうる一番の原因は、誤ったお手入れにあります。汚れを落とす為に使った、強力な洗剤で表面がぼやけた感じになることがあります。このような事態に陥った場合は専門家に任せることが一番です。個人でのお掃除は中性洗剤をお勧めします。

適した製品

おしゃれな黒を楽しむ

天板

ショップのカウンタートップに使うと、モノトーンの高級感と大きめな模様が作り出す華やかとも言える雰囲気を持たせることができます。鏡面に磨き上げた表面に照明の明りが反射すれば、なおさら豪華に見えます。都会的な黒い調度品の良い所ですね。

表札やネームプレート

和風の家屋などには表札がありますが、最近のマンションなどでは表札の代わりにネームプレートを掲げることが増えています。大きさも形も様々でデザイン性の高い物がたくさん作られています。表札やネームプレートは、家の顔とも言える大事なアイテムです。黒でありながら派手さも持ったアンゴラブラックは、その大役も十分果たせるでしょう。

まとめ

大自然は荒々しい姿とともに、息を飲む美しい絶景も持っています。そのような土地から切り出される黒御影石のアンゴラブラックは、大地の宝物かもしれません。人を寄せ付けないような、切り立つ断崖を乗り越えてやってきた人々によって地上に現れるアンゴラブラックを有効的に使えるといいですね。