ホワイトインディア インド産白い御影石のご紹介

ホワイトインディア(White India)のしらべ

インド亜大陸の南端から切り出されている、白系の「ホワイトインディア」と言うとても良い脇役になりそうな御影石があります。目立つ色ではないので、どんな色を持ってきても引き立たせることができる石材です。

「ホワイトインディア」の原産地

インド共和国の南端にあるタミル・ナードゥ州マドゥライ市の近郊にあるメールールーと言う町で、御影石の「ホワイトインディア」が切り出されています。マドゥライは州都チェンナイに次ぐ第二の都市で、およそ2,500年前から都市として機能してきた記録が残っています。現在の南インドに位置する地域には、紀元前に興ったヒンドゥー教系の王朝があり、マドゥライは首都としての役割を果たしてきました。このような長い歴史を持つ街なので、神話の時代から語り継がれてきた神様やキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教など様々な寺院や教会が建立されています。中でも、ヒンドゥー教の寺院は極彩色の幾重にも重なるような門と、美しいお建造物なので、巡礼者はもとより世界中から観光客も訪れています。観光客と言えども、その宗教に敬意を示し、ある程度は正しい礼拝の方法が求められています。厳格な寺院では、巡礼者以外は入ることを許されない所もあります。しかし外観だけでも一見の価値のある建物がたくさんある地域です。

「ホワイトインディア」の特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

御影石の「ホワイトインディア」は白御影石の一つですが、一般的な御影石とは少し雰囲気が違います。一番の特徴は、白い地色の中に黒や灰色の粒が流れるような模様となって入っていることです。黒い粒子は黒雲母の色で、流れるように並んで入っている所もあります。このような流れ模様は大理石によく見られますが、御影石では少し珍しい部類に入ります。しかし、大理石のような滑らかな流れ模様ではなく、近くで見ると点描画のような雰囲気になっています。大きいサイズの石材を少し離れてみると、うねるような感じや、渦を巻くような特徴的な模様を観察することができます。鏡面仕上げでしたらドット模様の柄がよくわかりますが、ツヤを抑えたバーナー仕上げになりますと薄いグレーの均一な柄に見えます。しかし、仕上げの違いによる色の差はあまり見られません。石目は小さく、硬く吸水率も低い御影石で、季節変化にも強い種類です。屋外でも十分使えますが、色が白いと言う点では注意が必要です。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「ホワイトインディア」を取り扱う時の留意点

表面の加工方法で気を付ける点があります

鏡面加工は、美しいツヤのある表面を持たせた加工で、その御影石の色や柄を一番はっきりと出すことができます。建築材では壁に使われることが多いです。ツルツルの表面ですので床材には不向きになります。水に濡れた場合に滑る危険性があります。このような危険性を回避するためには、少しザラ付いた表面にすることです。ツヤ消しの加工は様々な方法がありますが、全体に言えることは表面がザラついていることです。このような加工では水濡れしても滑る危険が少ないので、床に使うこともできます。石段や石畳などもこのような加工が施されています。

複数の採石場があります

「ホワイトインディア」はいくつかの採石場があります。複数の採石場がある場合には、それぞれ違う名称が使われる事もあります。「ホワイトインディア」は直訳すると「インドの白」となります。インド産の白御影石なので、そのままの名前となっています。しかし、世界的に見ると「ホワイトインディア」の特徴的な模様から、「リバー・ホワイト(白い川)」と呼ばれる事も多いようです。名称が複数明記されていることもあるので、参考にしてください。

「ホワイトインディア」に適した製品

建築用

建築物内外の壁や床に使われています。「ホワイトインディア」と黒や赤など濃い色の石を組み合わせて、モザイク模様を描き出された床などは、とてもお洒落で洗練された空間を作り出しています。ビルなどの大型建築物の柱を飾る羽目板にも利用され、高級感を引き出してくれます。

天板

キッチンだけでなく洗面台の天板にも「ホワイトインディア」が使われます。色が白いので清潔感があり、エレガントな雰囲気になります。水濡れにも強い御影石ですが、撥水加工など、表面にコーティングを施すと美しさが長持ちします。また、お手入れも簡単になるようです。ショップのカウンタートップでは、流れ模様のある「ホワイトインディア」がお店のイメージアップの手助けになるでしょう。

「ホワイトインディア」のまとめ

見まわしてみると、そこかしこに御影石は使われています。日常的に使われている御影石ですが、それぞれに名前があり、遠い国で切り出された石もあります。その中の白い御影石は「ホワイトインディア」かもしれません。一風変わった流れ模様のある白御影石の「ホワイトインディア」は、様々な場で活躍できる石材と言えるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…15000円
400角…15000円

2021年5月のしらべ

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