ホワイトインペリアル ブラジル産白御影石のご紹介

ホワイトインペリアル(White Imperial)のしらべ

地球儀で見るとブラジルは日本の反対側にあります。地理的に一番遠い国です。そんな遠い地で採掘されている御影石があります。熱帯地方で産出する、さわやかな白い御影石のホワイトインペリアルをご紹介します。

「ホワイト・インペリアル」の原産地

ブラジル連邦共和国の大西洋岸に小さな州があります。エスピリトサント州と言うブラジルで4番目に面積の小さい州です。州の中ほどに位置するヴィラパバオと言う町に御影石の「ホワイト・インペリアル」を切り出しているところがあります。赤道に近い熱帯地方のこの地域には、欝蒼としたジャングルが広がっています。しかし、山脈から涼しい風が下りてくる場所もあります。そんな立地条件の良い所では、コーヒーの栽培が行われています。昔からコーヒーの栽培は盛んでしたが、元々規模の小さい農家が多いようです。最近では付加価値を付けるために農薬を減らす試みもされていて、一段と美味しいコーヒーを作り出す努力がなされています。収穫されたコーヒーの大半は、州都であるヴィートリアの港から世界中に輸出されています。他には、花崗岩や大理石の採石がこの地域の重要な産業となっています。切り出された岩石は近隣の街に運ばれ、石材や、装飾品に加工されています。


「ホワイト・インペリアル」の特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

「ホワイト・インペリアル」は、白い御影石の中でも柔らかい色合いの石です。白と薄いベージュが混じった、生成り(きなり)と言う色に近い色をしています。その中に濃い茶色と黒の粒が混じっています。一般的に石材の御影石と言うのは、花崗岩を指しますが、黒い粒はその構成物質である黒雲母の色です。「ホワイト・インペリアル」の白い色は長石(ちょうせき)と呼ばれる石の種類で、長石は白系の花崗岩では成分の大半を占めています。また、濃い茶色や赤茶の粒が入っていますが、これは柘榴石と言う鉱物で、結晶が大きく透明度と色の美しいものは宝石の「ガーネット」になる石です。同じく構成鉱物の石英は青味を帯びることがあり、拡大してみると意外にカラフルな石となっています。比較的近い場所で「ジアロ・インペリアル」と言うベージュ系の御影石が採石されているので、「ホワイト・インペリアル」は純白と言うよりはオフホワイトのような柔らかい白となっています。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「ホワイト・インペリアル」を取り扱う時の留意点

白い色であることに気をつける

使用場所

ツヤ消しの加工を施した御影石は、床材に使われることが多いです。しかし、床に使うと傷や汚れが入りやすくなります。特にツヤ消しの場合は表面がザラザラしているので、なおさらホコリなどが付着しやすくなります。「ホワイト・インペリアル」のような白い色の石はどんな汚れも目立ちますので、こまめなお掃除や、お手入れが欠かせません。また、キズを防ぐためのコーティングを施すことも、美しさを長持ちさせる手段の一つとなります。

お手入れ

御影石は比較的に吸水率が低いので、水洗いができます。水洗いだけで落ちない汚れは、洗剤を使うこともできますが、中性洗剤をお勧めします。御影石は化学変化にも割と強い方ですが、初めて洗剤を使う時は目立たない所で試して下さい。後々の汚れの原因になることもあるので、洗剤を使ったときはしっかりと洗剤成分を落として下さい。

「ホワイト・インペリアル」に適した製品

さわやかな白はどこにでも似合います。

石造品

一般に石で形作られたものを石造品と呼びます。昔からある灯篭や庭の手水鉢の様なものです。最近では、洋風の建物にも似合う照明器具も作られています。モダンな形の中にLEDライトなどを使って、カラフルな照明を作り出しているものなどがあります。「ホワイト・インペリアル」は石が白いので、どんな色の照明を使っても映える器具となるでしょう。また、近年では技術や工作機械の性能も向上しているので、小型でも細かな細工が施せるようになっています。そのような手法を使って、様々なオブジェも作られています。「ホワイト・インペリアル」の優しい白の置物は、建物の内外を飾る良いアイテムとなるのではないでしょうか。

壁材

建築物の内外に使用されます。白は冷たいイメージがありますが、「ホワイト・インペリアル」は柔らかな白なので、洗練された上品な感じに仕上がります。鏡面に仕上げられた「ホワイト・インペリアル」のような美しい石材は、建物の品格を上げる役に立つ素材と言えるでしょう。

「ホワイト・インペリアル」のまとめ

赤道のすぐ南にある熱い地方で切り出されている、涼しげな白い御影石の「ホワイト・インペリアル」は、はるばる2つの大洋を越えてやってきます。遠くの国の大地に眠っていた御影石は、地球を半周して建築物を美しく飾り、生活に潤いをもたらしてくれる様々なインテリアにもなります。硬い石の中に新しい形を見出せれば、もっと違う使い方もできるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き

400角…15000円

2021年5月のしらべ

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