シェニートモンチーク ポルトガル産茶系御影石のご紹介

シェニートモンチーク(Sienito de Monchique)のしらべ

御影石と言えば、砂を固めたような小さな柄の石が一般的でしょう。しかし、一目見たら、忘れないくらい個性的な模様のある御影石があります。「シェニート・モンチーク」は、結晶模様の美しい御影石です。

 

 

「シェニート・モンチーク」の原産地

ヨーロッパの西の端にあるポルトガル共和国の最南端に、「シェニート・モンチーク」の採石場があります。大西洋に面したファーロ県の港湾都市で、ポルティマン(ポルティマオ)と言う街の近郊の山から採石されています。穏やかな気候の地域で、夏でも気温が30℃を超える日は少なく、冬も氷点下になる事は滅多にありません。日照時間も長く、雨は冬季に少し降る程度です。主要な産業としては、イチジクやアーモンド、オレンジなどの果樹栽培やコルクの原料を採取するためのコルク樫が育てられています。その中の、イナゴ豆(キャロブ)と言う木の実の豆が甘味を持っていて、チョコレートに似た風味があるので、チョコレートのようなお菓子が作られています。また、莢の中にできる豆の大きさがほぼ均一な事から、宝石の大きさを計る「カラット」の語源であると言われています。街のそばには綺麗な砂浜に点々と立つ奇岩が美しいビーチがあり、国内は元よりヨーロッパの各地からバカンス客が訪れています。

 

 

「シェニート・モンチーク」の特徴

 

本磨き

 

ジェットバーナー仕上げ

「シェニート・モンチーク」は、ブラウン系の御影石です。「シェニート」とは、ポルトガル語で閃長岩(せんちょうがん、シエナイト)と言う意味で、「シェニート・モンチーク」は岩石の正式名称としては霞石閃長岩(かすみいしせんりょくがん)になります。茶色の地色に、白く細長い小枝のような結晶が霞石です。冬の屋外にある、ガラスなどの平板なものに付いた霜の結晶のような美しい模様です。ブラウンと紹介していますが、白やグレーの模様が大きめなので、見た目は濃いグレーに見えます。石目は中くらいで、採石場や切り出された時期によっては色調が異なることがあります。模様が比較的大きく入っているので、表面仕上げの種類での色目の違いはあまりありません。御影石は様々な種類の鉱物を含有していますが、「シェニート・モンチーク」の中には、一般的な御影石に多く含まれている石英はほとんどありません。加えて、水に溶けやすい成分が含まれているので、屋外や水回りに使う時には注意が必要になります。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凹凸があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色味が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「シェニート・モンチーク」を取り扱う時の留意点

特徴的な御影石です。

 

大きめの模様

一つひとつの模様が比較的大き目なので、模様の入り方で雰囲気が違って見えることがあります。白く細長い小枝のような形の結晶が大きく量が多いと、全体が白っぽい感じになります。逆に、含有する霞石の量が少ないと地色が強調されて濃い色になります。また、地色の濃淡でも雰囲気が変わってきますので、使う場所によっては柄あわせなどの調整が必要になってきます

 

水気に注意する。

基本的に御影石は吸水性が低いので、使う場所を選びません。しかし、「シェニート・モンチーク」の特質上、水気のある所での使用は防護処置をした方がよいようです。屋外やキッチン又は洗面所の天板に使われる場合は、撥水処理などのコーティングを施した物を使われることをお勧めします。

 

「シェニート・モンチーク」に適した製品

独特の模様を生かした使い方

デスク周りに

PCのクーラー代わりに使えます。天然石の特徴である熱伝導率の低さを利用して、ノートPCの下に敷きます。PCが発する熱を、御影石の冷たさで発散させることが出来ます。PCより少し大きめの石を使えば、そのままマウスパッドにも利用できます。鏡面加工で、滑らかな動きを求めることが出来ます。もちろん、「シェニート・モンチーク」の個性的な模様はデスク周りのイメージアップにも一役買うことでしょう。

建材として

「シェニート・モンチーク」は御影石の中でも一風変わった模様のある石材です。屋内の壁面に使われれば、印象的な空間に仕上げる事ができるのではないでしょうか。また、その模様を活かすように、ポイントとして強調したい場所に使用するのもよいでしょう。無彩色に近い色合いで、霞んだような模様は和柄のようにも見えるので、日本の家屋にもしっくりくる石材と言えます。広い面に使っても、要所々々に利用しても「シェニート・モンチーク」の特徴を生かせるのではないでしょうか。

 

「シェニート・モンチーク」のまとめ

温暖な気候の地域にある山から切り出されている「シェニート・モンチーク」は、採石場のある所ではほとんど見ることの無い、寒い冬の早朝に見られる結晶の美しさを持つ大地の贈り物です。多様な鉱物が寄り集まって、様々な要因が重なり、途方もない長い時間をかけて出来上がる岩石は、どれ一つとっても同じものはありません。このような事柄を思い浮かべると、独自の模様が現れている「シェニート・モンチーク」は、奇跡の一つと言っても過言ではないのかもしれません。

参考価格(㎡単価、消費税込、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…18423円
400角…18423円
300×600…18840円

2022年12月のしらべ

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