ダコタマホガニー アメリカ産茶系の御影石のご紹介

ダコタマホガニー(Dakota Mahogany)のしらべ

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高級木材としてよく知られている、マホガニーと言う名を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。とても美しい赤茶色をした木材です。その木材の名を戴く、御影石の「ダコタ・マホガニー」をご紹介します。

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「ダコタ・マホガニー」の原産地

サウスダコタ州は、アメリカ合衆国の北部中ほどにある州で、「ダコタ」とはこの地域に住む先住民族のスー族の言葉で「仲間」を意味しています。州の最東部、ミネソタ州との州境に近い場所にあるグラント郡ミネルバの東側に「ダコタ・マホガニー」の採石場があります。この町が作られたのは、19世紀の終わりに「ミルウォーキーロード」と呼ばれるようになった、大陸を横断する鉄道の線路がサウスダコタ州で敷かれる事になったからです。州で最初に鉄道工事が始まり、このような経緯で作られた町なので、当時の鉄道局長の名前が町の名前となったようです。ミルバンクは野球界ではとても有名な町です。20世紀の初め頃に軍を退役した人たちが、少年たちの為のアマチュア野球のリーグを立ち上げました。現在も毎年3,000以上のチームが優勝を目指して試合をしています。アメリカン・レギオン・ベースボールを楽しんだ多くの少年達の中には、メジャーリーグの選手になった人もたくさんいます。

「ダコタ・マホガニー」の特徴

「ダコタ・マホガニー」は、マホガニーの名前が示すように赤味を帯びた御影石です。色の種類としては茶系と紹介される事が多いのですが、赤御影石と言われる場合もあります。赤茶色を基本として、その中に黒やグレーまたは白い色が、点々と柄を作っています。赤い色はアルカリ長石の中の鉄分が錆びて出る色で、三割ほど含まれる石英が青味を帯びた色をしています。これらの結晶が比較的大きいので、巨晶御影(きょしょうみかげ)と呼ばれる事もあります。このように、含有鉱物が大きい事から、御影石の中でもはっきりとした柄が表れる種類の石となっています。御影石は産出される場所の条件で、性質が変わります。サウスダコタは乾燥地域なので、ここで切り出される御影石は、石目が粗くなってくるようです。従って、若干の吸水性がみられます。しかし、おおむね硬い石の多い御影石の中でも、目が粗いと言うことで、加工は比較的容易になっています。

本磨き

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水磨き

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凹凸があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色味が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「ダコタ・マホガニー」を取り扱う時の留意点

「ダコタ・マホガニー」の特徴をとらえた上で、注意すべき点があります

濃い目の色であること

天然石は意外とデリケートです。特に、鏡のようにツヤの出るまで磨いた物は、傷が付きやすく、目立って汚れたように見えます。濃い色の石は、この点が顕著に見られ、傷のついた部分の色が白っぽくなってしまいます。このような状態にならないようにする為には、こまめなお手入れが必要になります。

目が粗い

天然石は意外とデリケートです。特に、鏡のようにツヤの出るまで磨いた物は、傷が付きやすく、目立って汚れたように見えます。濃い色の石は、この点が顕著に見られ、傷のついた部分の色が白っぽくなってしまいます。このような状態にならないようにする為には、こまめなお手入れが必要になります。

色の雰囲気について

「ダコタ・マホガニー」の色は、鉄分を含んだ長石の赤と青味のある石英によって引き出されています。自然の産物なので全てが同じ色合いにはなりません。特に長石の赤い色は、含有する鉄分の量やサビの出具合によって色の雰囲気が変わるので、石全体の色味も変わってきます。このような特徴を念頭に入れて利用してください。

「ダコタ・マホガニー」に適した製品

ダコタマホガニーを使った製品には次のようなものがあります。

オーディオ スピーカー台

石材は重量があるので、タイル状の「ダコタ・マホガニー」をスピーカーの下に敷くことによって、振動を抑え、音のキレが良くなります。また、石材は電気や磁力を通さない絶縁体なので、ノイズを拾うこともなく良い音質を求めることができます。「ダコタ・マホガニー」の粋な色合いは貫禄を持たせることも出来、見た目を重視することもできます。様々なサイズの物が売られているので、厚さなども含めて大きさを確認して購入するとよいでしょう。

表札

個人宅の顔である表札や、ショップのネームプレートに、格調高い色の「ダコタ・マホガニー」が好まれています。また、加工が比較的容易なので、デザイン性の高いものを作ることができます。ただし、若干の吸水性がみられる石種なので、美しい状態を長続きさせるために、表面をコーティングした製品をお勧めします。「ダコタ・マホガニー」の表札は、訪れる人にその家の印象を上げる手伝いをしてくれるのではないでしょうか。

天板

洗面台やキッチンシンク、カウンターにも使えて用途が広いです。

「ダコタ・マホガニー」のまとめ

濃い色の石は周りの雰囲気を引き締めます。しかし、「ダコタ・マホガニー」はエンジ色から赤系の色があるおかげで、華やかな部分もあります。高級木材の名に劣ることの無い「ダコタ・マホガニー」は、その色合いから木材との調和もとれる石材です。このような特徴のある「ダコタ・マホガニー」は、様々なシーンで活躍できる素材と言えるでしょう。

マホガニーは柔らかく特徴的な木目がある事で、加工しやすく装飾性もあります。その為、高級木材として家具や楽器などに使用されています。種類がいくつかありますが、一部の木材は樹木の管理が厳しく、伐採も限られているので、ワシントン条約によって盗伐ではない木材であることなど、出自がはっきりと分かるように取り決められています。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…16000円
400角…16000円
300×600…16000円

2021年4月のしらべ

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