ロッソレバント トルコ産紫色の大理石のご紹介

ロッソレバント(Rosso Levanto)のしらべ

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赤い色と言っても少しずつ違いがあり、様々な名称がついています。夕焼けや秋の空を飛び回る赤とんぼの色として使われる茜色は、深い赤の印象があります。
古代文明を生んだ川が流れる地で切り出されている「ロッソ レバント」は、茜色と言う表現がぴったりくる大理石です。

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「ロッソ レバント」の原産地

トルコ共和国の中央部東寄りの山岳地帯に「ロッソ レバント」の採石場があります。西アジアで最も長い川であるユーフラテス川の上流に位置するエラズーと言う街は、その川が生んだ古代文明が栄えた頃から人々が暮らしていました。
およそ4,000年前に古代都市カーバードが存在していた証は、廃墟と化したカーバード城が残るのみですが、険しい山の上に建つ城跡からはエラズーの街が一望できます。
標高1,000mほどの高地にあるエラズーは、4つのダム湖と、メソポタミア文明を生んだチグリス川の源流であるハザル湖に囲まれています。
ダムの一つケバンダムは、20世紀後半にユーフラテス川を堰き止めて造られ、この街を大きく発展させる役割を果たしました。
現在この地域の経済は、ダムを利用した水力発電とステンレス鋼を作る時に欠かせないクロムの鉱山が担っています。
農業ではワイン醸造用のブドウ栽培が盛んで、濃厚な赤ワインを醸造する為のブドウを栽培している国営の農場もあります。

「ロッソ レバント」の特徴

本磨き

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本磨き

ロッソの名が示す通り、濃い赤い色をしている「ロッソ レバント」は大人の赤とでも言うような、シックで安定感のある大理石です。
赤に黒を少し混ぜた様な深い赤の地色に、無数の白い線が模様を描き出しています。
白いスジは幅の広い物もあり、そこから枝分かれした糸の様な線がたくさん見られます。中には白い液体の中に、深紅や小豆色の大小の塊が浮かび上がるような見た目のものもあります。
また、赤い色の塊にも様々な色合いがあります。
基本的には黒色を帯びた赤ですが、濃さに差が出たり、青味が入って赤紫の様に見えたりする事もあります。
柄を作り出している白い線は、細かいものですと網目のようでもあり、このような部分が多い場合には全体の色が薄く見えるようになります。
白い線も、赤い部分と入り混じるようになってピンクに見える事もあります。
「ロッソ レバント」の色味が黒っぽい赤のダークチェリーに似ている事から、「チェリー レバント」や、採石場のある地域の名を取った「エラズー チェリー」と呼ばれる事もあります。

以前はイタリア産のロッソレバントがよく輸入されていたのですが、最近はトルコ産のロッソレバントが安定しているためトルコ産を輸入するところが多いようです。

「ロッソ レバント」を取り扱う時の留意点

やさしく扱ってください

「ロッソ レバント」の見た目からも分かるように、白いスジがたくさん入っています。
この部分には自然に入っている細かい亀裂が生じている事があります。
また、色の違いは含有成分の違いでもあるので、赤と白の接点の部分は完全に密着しているとは言い切れません。
そのため、乱暴に扱うと割れてしまう事があります。
天然の亀裂に関しては、補強のための様々なコーティングが施された石材もあります。用途によって使い分けてください。

屋外には向きません

大理石は、その特性から屋外で使われる事が少ない石材です。
特に「ロッソ レバント」の様に細かい柄のあるものは、そこから水が浸入する可能性が大きく、冬季にその水分が内部で凍結すると割れてしまう事があります。
また、酸に弱い性質があるので、近年の酸性を含んだ雨によって表面が溶ける可能性も否定できません。
「ロッソ レバント」を屋外に使用する事は極力避けた方がよいでしょう。

「ロッソ レバント」に適した製品

床面に

「ロッソ レバント」は濃い色をしているので、床面に使われるとその魅力を大きく発揮できるのではないでしょうか。
赤ではありますが、深い色をしているので、足元がしっかりした印象があります。
「ロッソ レバント」の色と柄は、どっしりとした安定感と粋でシックなイメージを作り出してくれます。
階段などにも利用されますが、華やかさも持ち合わせているのでゴージャスな雰囲気を醸し出してくれるでしょう。

天板

ショップのカウンターやカフェテーブルのトップに「ロッソ レバント」を使うと、室内の雰囲気をワンランク上に出来るのではないでしょうか。
深紅の艶やかさと濃い色の持つ重厚さは、華やいだ空間に高級感もプラスできます。
濃い目の色なので、使い方によっては暗くなる感じもしますが、「ロッソ レバント」の赤はそのようなイメージを払拭して、逆にインパクトのある室内空間を作る手助けが出来るでしょう。

「ロッソ レバント」のまとめ

「ロッソ レバント」の色は様々な表現が出来る大理石です。
インダス文明が栄えていた頃の茜で染められた木綿の布が発見されていることから、茜は藍と同じく最古の染料と言われています。
「ロッソ レバント」の切り出されている山は、太古の時代にメソポタミア文明が花開いていた地域です。
古代文明と言われる世界四大文明は、多く見積もっても一万年前頃に発祥したとされています。
大理石は少なく見積もっても、数千万年前にその起源があったと言われています。
このことは、大自然がいかに壮大であるかと言う証でしょう。
「ロッソ レバント」を人の手で作り出すことは不可能ですが、有効的に使うことは可能です。
だからこそ、「ロッソ レバント」の魅力が最大限に引き出される利用ができると良いのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

400角…25000円

2020年2月のしらべ

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