白っぽいピンクの御影石ローザベータのご紹介

シェアする

ローザベータ(Rosa Beta)のしらべ

イタリアで採石される御影石のローザベータについて調べました。

rosa-beta-granite-quarry-block-177b

原産地

御影石のローザベータの原産地について説明します。

ローザベータはヨーロッパのイタリアで採掘される御影石です。イタリアは大理石がたくさん採掘される国として有名です。そのイタリア半島の西側にサルデーニャという島がありルナパールと同じくサルデーニャ島の北部オルビア=テンピオ県で採掘されます。

>

サルデーニャ島について

サルデーニャ島は四国と同じくらいの大きさの島で、シチリア島に次ぎ地中海で2番目に大きな島です。

1年を通して温暖で春秋は暖かく夏は暑く、冬が短い地中海気候に属し、その温暖な気候から現在はヨーロッパのリゾート地としても人気の島です。

サルデーニャ島の歴史は古く、ヨーロッパにおいて最も古い陸地の一つであり先住民が住み着いてきました。その地理からもわかるように、紀元前よりアフリカ大陸のフェニキア人、カルタゴ人、ギリシャ人、ローマ人、トルコ人などの侵略及び統治の時代を経て、中世以降ではスペインなどが領土を支配してきました。

そしてイタリア本土のサヴォイア家が支配し、1861年のイタリア王国統一の時にイタリアの自治州となるまで様々な人種の文化や文明の影響を受けてきているので、サルデーニャ島の文化もイタリア本土とは異なる文化が生まれました。山間部と海沿いの村でも文化が異なります。

サルデーニャ島の文明はまだまだ解明されていない部分もありますが、現在でも巨大遺跡やサルデーニャ島独特のヌラーゲと言われる石積みの遺跡などを見ることができます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

特徴

白地にピンク色、グレー、黒色の斑ら模様が点在しているピンク系御影石で、ピンクポリーノよりピンク色の割合がかなり少なめで落ち着いた御影石です。結晶の大きさや色の濃淡の差異はありますが、比較的安定して採掘できる御影石です。

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凹凸があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色味が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

ローザベータを取り扱う上で重要なポイントを2つ挙げます。

表面の汚れについて

御影石は大理石に比べて硬く耐久性もあり風化しにくいので、外部での建築物や彫刻などに度々使用されます。 大理石より吸水率は低いのですが、黒御影石に比べて汚れは目立ちやすくなります。

特に油や酸(レモンなど)などはシミになりやすいので注意が必要です。撥水処理などのコーティングをして保護をするとシミや汚れがつきにくくなりますが、汚れた場合は放置せずにすぐに拭き取ることが大切です。

類似品について

中国で採掘される白御影石でローザベータに似ている石種(G623など)があり、価格が安いため近年ではローザベータの使用量が大幅に減少しています。

適した商品

ローザベータはピンク系御影石の中でも比較的落ち着いた色味を持っています。生産量が安定しているのでマンションや商業ビルなどの壁面や床面、框、カウンターなどに適しています。
最近では石材の冷却効果や音の響きをうたって、家庭用ペットマットやオーディオボードなどに使用されることも増えてきています。

まとめ

ローザベータは黒御影石や白御影石とはまた異なった雰囲気を醸し出します。歴史あるサルデーニャ島の地中深くから取り出された天然御影石です。ここでしか産出されないの良さをもう一度見出して、様々なシーンで使用されていくといいでしょう。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…12000円
400角…12000円
300×600…12000円

2017年3月のしらべ