ピンクの御影石ピンクポリーノ(ローザポリーノ)のご紹介

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ピンクポリーノ(Pink Porrino)のしらべ

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スペインで産出されるかわいらしいピンク色が特徴の御影石、ピンクボリーノのについてまとめました。

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原産地

御影石のピンクポリーノの原産地について説明します。

スペインでもイタリア同様に数種類の大理石が採掘されますが、御影石も数種類採掘されています。ピンクポリーノはヨーロッパのスペイン北西部、ポルトガル国境に近いオ・ポリーニョと言う町で採掘されるピンク系御影石で、別名ローザポリーノとも言われています。

オ・ポリーニョについて

スペイン北西部ガリシア州・ポンテベドラ県の南西部に位置し、スペインを代表する御影石ピンクポリーノの採掘地として有名です。

オ・ポリーニョは隣国ポルトガルまで10キロと近く、全体的に一年を通して温暖な気候です。また、オ・ポリーニョのあるガリシア州には、世界三大巡礼地として有名なサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂があり、サンティアゴの道路の舗装材などにガリシア州で採掘された御影石が使用されてきました。
(なお、このサンティアゴ巡礼路は世界でも珍しい道として、日本の和歌山県にある熊野古道と姉妹道を結んでいます。)

オ・ポリーニョがあるガリシア州は、スペイン南部ほどイスラムの影響を受けておらず、古くから北アフリカのイベロ族とケルト族が住み着いてきたので、スペインの中でもケルト民族の文化が根付いています。

特徴

薄いピンク地にグレー、黒色の斑ら模様が点在している桜色御影石で、スペイン産ピンク御影石としては代表的な石種になります。 安定して採掘できるため、大型建築物等で需要があります。

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本磨き

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ジェットバーナー仕上げ

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凹凸があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色味が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

ピンクポリーノを取り扱う上で、気をつけなければいけないポイントがあります。

表面の汚れについて

御影石は大理石に比べて硬く耐久性もあり風化しにくいので、外部での建築物や彫刻などに度々使用されます。 大理石より吸水率は低いのですが、黒御影石より汚れは目立ちやすくなります。

特に油や酸(レモンなど)などはシミになりやすいので注意が必要です。撥水処理などのコーティングをして保護をするとシミや汚れがつきにくくなりますが、汚れた場合は放置せずにすぐに拭き取ることが大切です。

類似品について

中国で採掘される桃色御影石でピンクポリーノに似ている石種(G367、G635など)があり、価格が安いため近年ではピンクポリーノの使用量が大幅に減少しています。

適した商品

ピンクポリーノは中国産桃色御影石に比べてピンク色が濃いめで、黒の斑ら紋様の柄が大きめに入ります。

暖色系の温かみのある雰囲気を出せるので、マンションや商業ビルなどの壁面や床面、框、カウンターなどにも適しています。

最近では石材の冷却効果や音の響きをうたって、家庭用ペットマットやオーディオボードなどに使用されることも増えてきています。

まとめ

御影石は多くが白色か黒色なので、ピンク系であるピンクポリーノは御影石の中で希少な部類に入ります。安価な中国産桜色御影石の需要に押されつつありますが、ピンクポリーノの独特なピンク色は中国産とは異なった雰囲気を醸し出すのでこれからも様々なシーンで使用されていくと良いでしょう。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き。ジェットバーナー仕上げ共

300角…12000円
400角…12000円
300×600…12000円
600角…20000円

2017年3月のしらべ