中国産グレー御影石 浪花白のご紹介

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浪花白(Ran fa pai)のしらべ

中国大陸の南東部から切り出されている、美しい模様の御影石があります。海の波が寄せては返す様を思い起こさせるような模様のある、御影石の波花白(なみはなしろ)をご紹介します。

原産地

中華人民共和国の南東部に広東省があります。その中の信宜市(しんぎし)は広東省の南部に位置し、石器時代の遺跡があり、太古から人が住んでいた地域です。現在は農業が盛んな所で、穀物や果樹、植物油採取のための作物から畜産まで、広東省の食糧生産を幅広く担っています。また、信宜市は茂名市の一地区で、茂名市は中国でも有数の重要な港湾都市となっていて、古くから交易の拠点となっていました。鉱山から切り出された御影石を輸出するためにも、輸送コストを下げられる利点のある場所です。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

山から切り出された原石を切る方向で模様の違う御影石です。波花白の名前の由来となる模様は、柾目(まさめ)と言われる、原石を縦方向に切り出した石材です。白御影石と分類されていますが、大きなサイズのスラブ材と呼ばれる石材を見ると、グレーに見えます。白地に黒の線模様が幾重にも重なって、海の波が白い泡を伴って寄せては返すように見える珍しく且つ美しい御影石です。原石を水平に切り出す平目(ひらめ)と呼ばれる石材は違った柄を持っています。白い部分の周りを囲むように黒い線が入っていて、柾目の石とは別の御影石の様に見えます。含有鉱物の影響でサビが出ることがありますが、除去することもできます。無彩色の石ですので、サビが出ると目立ちます。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

取り扱う時の留意点

岩石の特徴としての欠点があります。

御影石はほとんどが花崗岩ですが、波花白は学術的には「片麻岩(へんまがん)」と言う岩石です。構成物質は花崗岩とほぼ同じですが、出来上がり方が少し違っています。一番の特徴は、積み重なった地層のような縞模様があると言う事です。この模様は構成物質の違いを表わしていて、比較的柔らかい部類の石ですと剥がれてしまう事があります。波花白は割と硬い部類ですが、柾目の薄いタイル状の石板ですと衝撃などで簡単に割れてしまいます。硬い石材ですが優しく扱ってください。

適した製品

特徴的な模様を生かして

天板や棚板
テーブルのトップや食器棚やニッチ(壁にくぼみを付けた飾り棚)の棚部分に使われます。模様が大きめの縞をしていますが、無彩色なので自己主張することはなく、お部屋の他の調度品と調和のとれる素材です。天然石の高級感とモノトーンの清潔感ある雰囲気を持たせる家具になります。

壁や床材
柾目の波花白は模様の向きがあります。壁や床など広い面に使う時には注意が必要です。しかし、わざと向きを変えて組み合わせる施工例もあり、デザインや建物全体のイメージと照らし合わせて使い分けると、一味違った感じになるでしょう。

まとめ

大地から切り出された岩石に繰り返し寄せてくる白波を見出した先人には、波花白がまさに地球からの贈り物のように見えたのではないでしょうか。悠久の時間と地球の圧力と様々な鉱物が寄り集まって出来上がる御影石の波花白の紋様は、人工的に作られた模様とは違う一つとして同じものが無い、ある意味貴重な自然の産物なのです。このような自然の宝を有効活用していければいいですね。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…10000円
400角…10000円
300×600…10000円

2017年3月のしらべ