ルナパール イタリア産白御影石のご紹介

ルナパール(Luna Pearl)のしらべ

grigio-sardo-granite-tgm-oddastra-quarry1-246b

世界的にも有名な大理石の名産国であるイタリアでは、良質の御影石も採石されています。西部地中海に浮かぶ島から切り出される雅な名前の「ルナ パール」は、島を囲む砂浜に似た煌めきのある御影石です。

grigio-sardo-granite-tgm-oddastra-block-246b

bianco-sardo-granite-slabs-tiles-italy-white-granite-p323361-1b

「ルナ パール」の原産地

イタリア共和国の大まかな地理は、アルプス山脈から地中海に伸びるアペニン半島と呼ばれる大陸につながる半島と、大きな二つの島で構成されています。
サルディーニャ島はアペニン半島とティレニア海を挟んで西側に位置し、北にはフランス領のコルス島(コルシカ島)があります。
サルディーニャ島と周辺の小島を含めた地域が、5つの特別自治州のうちの一つであるサルディーニャ自治州となっています。
島の北部に位置するサッサリ県のブッドゥゾと言う山の中の小さな町に、「ルナ パール」の採石場があります。

この地域には先史時代から人類が住んでいた証があります。5,000~6,000年前に花崗岩をくりぬいて作られた墳墓があり、中世の頃には住居として利用されていました。「妖精の家」と言う意味を持つドムス・デ・ジャナスと呼ばれるいくつもの石の家が、町のなかに太古のままの姿で存在しています。中世の家具などが配置された博物館のような形態で中を見学できる所もあります。

サルデーニャ島について

サルデーニャ島は四国と同じくらいの大きさの島で、シチリア島に次ぎ地中海で2番目に大きな島です。

1年を通して温暖で春秋は暖かく夏は暑く、冬が短い地中海気候に属し、その温暖な気候から現在はヨーロッパのリゾート地としても人気の島です。

サルデーニャ島の歴史は古く、ヨーロッパにおいて最も古い陸地の一つであり先住民が住み着いてきました。
その地理からもわかるように、紀元前よりアフリカ大陸のフェニキア人、カルタゴ人、ギリシャ人、ローマ人、トルコ人などの侵略及び統治の時代を経て、中世以降ではスペインなどが領土を支配してきました。

そしてイタリア本土のサヴォイア家が支配し、1861年のイタリア王国統一の時にイタリアの自治州となるまで様々な人種の文化や文明の影響を受けてきているので、サルデーニャ島の文化もイタリア本土とは異なる文化が生まれました。山間部と海沿いの村でも文化が異なります。

サルデーニャ島の文明はまだまだ解明されていない部分もありますが、現在でも巨大遺跡やサルデーニャ島独特のヌラーゲと言われる石積みの遺跡などを見ることができます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「ルナ パール」の特徴

御影石は、石材としての主に花崗岩を指す日本での名称です。
「ルナ パール」は、一般的に見て一番御影石らしい石と言える見かけをしています。白と灰色がほぼ均等に入り、黒い小さな粒がアクセントを持たせています。
花崗岩を構成している鉱物のほぼ半数が長石で、これが灰色をしています。白い部分は石英で、結晶化した物をクォーツと言って透明の美しい鉱物になります。
そして、雲母の中でも黒い物が黒雲母で、この粒の入り方と大きさで石の印象が変わることもあります。
「ルナ パール」はこれらが比較的均等に入っているので、キメの細かい砂のような見た目になっています。
近くで見るとそれぞれの結晶を見る事も出来ますが、遠くから見ると均一のグレーに見えるので、多少の色の濃さの違いはありますが、色味の違いはほとんどありません。
従って使いやすい御影石と言えます。しかも、モノトーンの色合いなので、どんな場所でも使えるオールマイティーな石材と言えるのではないでしょうか。

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凹凸があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。
JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色味が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「ルナ パール」を取り扱う時の留意点

硬い部類の石材です

御影石の「ルナ パール」は、地中の深い所でゆっくりと作られた緻密な石で、石材の中でも非常に硬い部類の石です。
日常的に使われる小物や雑貨にも加工されていますが、落としたり、ぶつけたりするとケガをする可能性や、床などを傷つける事があります。
持ち運びなどの時には、重いので注意しながら移動してください。
また、テーブルなど家具のトップに使われる場合には陶器製やガラスの食器は優しく置いて下さい。
雑に扱うと簡単に割れたり、欠けたりする可能性が高くなります。
コースターなどを使えばクッションになって扱いやすくなります。

お手入れ

御影石は劣化や風化、化学作用に強い素晴らしい石材です。
しかし、油や酸、ほこりなどの汚れにつながるものが付着したままだとシミになったり、鏡面加工の石材の場合にはツヤが落ちたりする事があります。
特に「ルナ パール」のような色の薄い石の場合にはシミが目立ってしまいます。表面が汚れた時にはなるべく早くふき取って下さい。

類似品について

中国で採掘される白御影石でルナパールに似ている石種(G603など)があり、価格が安いため近年ではルナパールの使用量が大幅に減少しています。

「ルナ パール」に適した商品

家具のトップ

キッチンやカウンター、作業台、テーブルなどのトップに「ルナ パール」が使われます。グレーの御影石ですが、色はあまり濃くないのでお部屋が暗くなることはないでしょう。
御影石トップのキッチンは高級感があり、経年劣化しにくく、傷もつきにくいので長い年月使用しても見た目の衰えはありません。
ただし、熱に弱い性質があるので、極度に高温のお鍋やフライパンなどの調理器具を直接置くのは避けてください。

ステーショナリー

デスク周りの様々な物が作られています。一番簡単なものは、タイル状の石板を利用したパソコンのマウスパッドです。
鏡面加工を施したキメの細かい「ルナ パール」なら、スムーズなマウスの使い心地を得られるでしょう。
ノートPCのクールマットにも使えます。熱伝導率が低いので、パソコンから出る熱を吸収してくれます。
いずれの場合もデスクに直接置くと傷つける可能性があるので、石板の裏側にフェルトなどを張り付けるか、布を敷いて利用してください。

evernote-camera-roll-20161206-151142-3

「ルナ パール」のまとめ

「ルナ パール」の採石場があるサルディーニャ島は地中海に浮かぶ島で、周囲を美しい砂浜が取り囲んでいます。
その為、多くの観光客がお土産に砂浜の砂を持ち帰っていました。
しかし、一人ひとりはわずかな量を持ち帰っても、人数が多くなれば相当な量になってしまいます。
最近では、環境保全の為にこの島の砂を持ち帰ることが禁止になりました。御影石は長い年月をかけて作り出されますが、再び長い時間をかけて砕け、砂になります。
「ルナ パール」は、この島の山深くに眠っていた砂浜と同じ色合いの御影石です。
この御影石を見て地中海の砂浜を思い浮かべる事は、さほど難しい事ではないでしょう。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…9800円
400角…9800円
300×600…9800円
600角…16000円

2020年4月のしらべ

おすすめショップ

江戸の小町のルナパール本磨き

江戸の小町のルナパールJB仕上げ