ブラジル産の白御影石プラタガウチョのご紹介

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プラタガウチョ(Prata Gaucho)のしらべ

プラタガウチョと言う御影石が南米大陸で切り出されています。「プラタ」はポルトガル語で「銀色」を意味します。「ガウチョ」とは、原産地に住む人々が誇りを持って自称している呼称です。

原産地

ブラジル連邦共和国の最南部に位置する自治州がリオグランデ・ド・スル州です。ポルトガル語で「南の大きい川」を表し、日系人は「南大河州」と呼んでいます。大きな川もありますが、ブラジル国内で最大の湖もあります。地図で見ると大西洋のすぐそばにあるように見える湖です。山岳地帯では雪が見られることもありますが、気候は温暖な地域です。「パンパ」と呼ばれる南米の大平原が始まる場所とも言われ、牧畜が盛んに行われています。

特徴

本磨き

薄い茶色から薄い黄色に黒い結晶が比較的大きく入っています。同じ丁場からはオーロ(金色の意味)・ガウチョと言う名の茶色から黄色の御影石が切り出されているので、区別してプラタ(銀色の意味)の名前が付けられています。全体的に薄めの白っぽい石で、点々と大小の黒い粒が見えます。黒い粒は、御影石の構成物質である黒雲母で、黒い結晶の周りにはグレーの部分もあります。このグレーの部分は石英の色で、透明な鉱物ですので多く入っていると透明感が増してきます。吸水率は低く劣化しにくい良い石材と言えます。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

御影石の表面加工はたくさんの種類があります。

通常は石材の表面加工はツヤの有無で表示されていますが、御影石の場合はたくさんの種類があります。鏡面加工は一種類ですが、ツヤの無い加工は凸凹の大きさや細かな溝を付けたものなど多種の方法があります。特に壁に使われる場合には複数の方法が使われることもあります。例えば比較的平らな部分と、切り出された時そのままの様な凸凹した物を組み合わせてデザイン的に表現する方法などです。一種類の御影石だけで様々な見た目を求めることができますので、用途に適したものを使われる事をお勧めします。

適した製品

建築素材として建物の内外に使われます。

壁や柱
ビルなどの内壁や外壁、柱にも使われます。屋内に使われる場合は多くの場合ツヤのある鏡面加工のものが使われます。屋外の場合ですと、切り出されたままのような凸凹した表面のものも使われます。御影石は構成物質のなかに光を反射するものがあるので、太陽の光を反射してキラキラと輝く部分が多くあります。プラタガウチョは白い御影石ですので、光の反射で違う表情が見られることもあります。

床や階段
床などの平面に使われる場合は、ツヤを消して表面をザラつかせたものが使われます。これは雨など水に濡れた場合に滑る危険があるからです。表面がザラついたものや、多少の凸凹をだしたものですと、滑りにくく、安心して歩くことができます。また、プラタガウチョの白い色はどんな色とも相性がよく、鏡面加工の濃い色の石と組み合わせて、モザイク模様をつくりだしたデザイン性の高い床面もあります。

まとめ

「ガウチョ」の歴史は数百年の昔に遡ります。スペイン人とこの地の原住民たちの混血子孫が牧畜に従事していた頃の呼び名です。現在でも住民が自分たちの事を「ガウチョ」と呼ぶほどの誇りを持つ名前を付けた御影石は、現地の人々が自慢できる特産物と言えるのではないでしょうか。