カレドニアと似た茶系の御影石ポリクロームのご紹介

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ポリクローム(Poly Chrome)のしらべ

ポリクロームとは「多彩な」と言う意味があります。カラフルな御影石ではありませんが、茶色と黒と灰色の混在した様は多彩と言っても差支えないのではないでしょうか。落ち着いた色合いの中に、華やかなイメージもある御影石のポリクロームをご紹介します。

原産地

カナダの東部にあるケベック州のラベというところにポリクロームの採石場があります。カナダ国内の主要言語は英語とフランス語ですが、ケベック州はフランス語を公用語にしている唯一の州です。主な産業は農業で酪農や果実、野菜の栽培が盛んです。その中でもメープルシロップは、この地の特産品で、世界で流通しているメープルシロップの大半がケベック州で生産されています。カナダ国旗の意匠である、サトウカエデから採れる樹液を精製したものです。国旗に描かれている葉はメープルリーフと言います。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

ブラウン系御影石の代表的な石と言われる事もある石材です。茶色と黒とグレーが柄を織りなしています。黒い石の中から、濃淡のある茶色が大きく浮かび上がっているように見えます。茶色の部分は半透明に見える所もあり、色の割に華やかさも持ち合わせていると言えるでしょう。大きい模様の御影石は吸水率が高いことが多いのですが、ポリクロームは低い吸水率になっています。品質も良く、生産量も多いので安定した供給が望めます。屋内、屋外共に使用することが可能で、大型物件にも対応できるので、ビルの外壁などにも使われています。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

御影石(花崗岩)の特質を捉えた上で、注意すること。

学問上では御影石と言う名の岩石はありません。多くの銘柄の御影石は花崗岩です。花崗岩は色々な物質で構成されています。中には非常に熱に弱い物質もあります。この特質を利用して、高熱で表面を加工する方法もあります。しかし、通常は使用するときには高温になる所は避けた方がよいでしょう。また、柄の色の違いは物質の違いなので、ポリクロームの様に大きく柄が入っているものでは、劣化の違いも出てきます。酸やアルカリに弱い物質もあり、長い期間ではうろこ状に剥離することもあります。そのことを念頭に入れて使うことが大事です。

適した製品

大きい模様を生かして

小物使いなど

茶色の御影石なので、自己主張するような色ではありません。他の色を引き立ててくれます。フラワーポットなど、お花を飾るアイテムには最適ではないでしょうか。色は控えめですが、大きめの模様が華やかさを添えてくれるでしょう。また、芸術作品としての彫刻も作られています。

天板

テーブルやカウンタートップに使われます。天然石は高級感がありますが、冷たいと言うイメージもあります。しかし、ポリクロームの落ち着いた色と、ゴージャスとも言える模様でショップやお部屋の雰囲気を一段と上げることができるでしょう。同じように、洗面台や飾り棚にも向いています。

まとめ

ポリクロームは北アメリカ大陸の大地が、悠久の時をかけて育んできた御影石です。派手な色合いではありませんが、独特の模様が出来上がったのは自然の奇跡ではないでしょうか。御影石は使い捨てにするような材料ではありません。この御影石の中に、様々な彩りを見出した先人に恥じないような素敵な使い方ができたらいいですね。