南アフリカの茶系御影石アフリカンライラックのご紹介

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アフリカンライラック(African Lilac)のしらべ

ライラックは、フランス語で「リラ」、和名は「紫丁香花(むらさきはしどい)」と言います。その名が付いた華やかな御影石がアフリカ大陸の南端から切り出されています。アフリカンライラックと言うちょっと珍しい紫の御影石をご紹介します。

原産地

御影石のアフリカンライラックの丁場があるムプマランガ州のネルスプロイドは、南アフリカ共和国の北東部に位置します。お隣の国モザンビークの国境のすぐ近くです。アフリカ大陸の大自然がたっぷりある地域で、モザンビーク、ジンバブエと三か国に渡る自然保護区の中のクルーガー国立公園への入り口にあたる街です。クルーガー国立公園は単体でもアフリカ有数の広さを誇り、多種多様な野生動物の保護区となっています。動物園でしか見たことのない様な動物たちが、ありのままの生活を送っている場所です。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

ピンクから紫または赤紫の御影石です。白と黒の粒子が混ざり小さめの柄を作っています。その名の通り、ライラックの花が舞い散ったようなイメージを持っています。丁場では長い期間採石していると、切り出す場所が本来の地表から深くなってきます。深くなると御影石の色合いが変わってくることがありますが、現在のところアフリカンライラックの色は安定していて良質のものが採石されています。加工の方法で色が薄く見えるようなことはありますが、これはどの御影石でも言えることです。屋外に使用した場合、雨などで濡れると鏡面加工の時のように色や柄の特徴がはっきりと見えるようになります。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

取り扱う時の留意点

独特な色を適材適所で

建物の内外に使用されますが、無彩色ではなく色を持っているので使う場所の全体のイメージを壊さないようにすることが大事です。ツヤを消した加工ですと色が薄く見えますが、ツヤのある鏡面加工の場合は特徴のある色がはっきりと現れます。使い方を間違えると、御影石のアフリカンライラックも、それを使う空間も台無しにしてしまいます。デザイン的にアンバランスにする場合は別になりますが、せっかくの珍しい紫系の御影石ですので色を生かせる使い方がいいですね。

適した製品

特徴的な色合いを楽しめる使い方

ガーデニング
庭に置くベンチやテーブルがあります。華やかな色合いなので、花が咲く時期では彩りを添えて、花の無い季節ならお庭のアクセントになります。以前は庭に置くテーブルなどは大型のものが主流でしたが、最近ではコンパクトでスタイリッシュな物が作られています。お天気の良い日にお庭でティータイムなどいいですね。

インテリア
傘立てや植木鉢カバーやプランターなど実用的な小物があります。劣化や風化にも比較的強いので長く使える利点があります。ピンクから紫という華やかな色合いの御影石製の調度品は、室内の雰囲気を明るくしてくれるでしょう。

まとめ

ライラックは日本では晩春から初夏にかけて紫または、白の小粒の花が鈴なりに咲く良い香りのする樹木です。原産はヨーロッパで、ライラック色と呼ばれるのは簡単に言うと薄紫色です。御影石のアフリカンライラックは天然の石ですので全てライラック色をしているわけではありませんが、紫系の華のある石材です。生活空間をエレガントに演出できる良い素材ではないでしょうか。