ネロマルキーナ スペイン産黒の大理石のご紹介

ネロマルキーナ(Nero Marquina)のしらべ

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古代ローマ帝国に君臨した皇帝の名にも使われた、「ネロ」を冠する大理石がスペインから切り出されています。「ネロ」はイタリア語で黒を表し、その名の通り、艶やかな黒い色をした大理石の「ネロ マルキーナ」をご紹介します。

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「ネロ マルキーナ」の原産地

スペイン王国の北部にあるバスク州ビスカヤ県のマルキーナと言う町に、大理石の「ネロ マルキーナ」の採石場があります。大西洋に面した地域で、フランスとの国境に近い所です。この地域に元来住んでいる人々はバスク人と呼ばれていて、日本にキリスト教の布教に来た「フランシスコ・ザビエル」もバスク人です。マルキーナは、標高1,500mクラスの山々がそびえるバスク山脈の東端に位置する山に囲まれた町で、「ネロ マルキーナ」の採石の他、林業が町の経済を支える大きな柱となっています。

一部の山には、古来より人々が暮らしていた証の洞窟も発見されていて、いくつかの洞窟には壁画も書かれていました。現在、これらの洞窟は重要な文化財として保存されています。また、県都のビルバオに近いオイス山の山頂には、風力発電の為の風車がいくつも建てられていて、眼下に広がる風景と共に、ハイキングなどを楽しむ人々を魅了する景観の一つとなっています。


「ネロ マルキーナ」の特徴

(3枚並べてみました)

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本磨き

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本磨き

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本磨き

「ネロ マルキーナ」は、大理石の中でも種類の少ない希少な黒大理石です。黒の地色に白い部分が、幅が広いものから、スジのような細い線模様までランダムに入っています。天然石ですので、柄がほとんど無いほぼ真っ黒な物もあります。

大理石は英語でマーブルと言いますが、これはラテン語で「輝く石」の意味があります。「ネロ マルキーナ」も鏡のように磨き上げられると、黒い色が輝くように見えることから「マーブル」の意味合いに頷けます。基本的に大理石は白い色をしていて、色が付いている場合でも薄めの色がよく見かけられます。「ネロ マルキーナ」のように漆黒と言ってよいほど黒い大理石は、世界でもあまり多くは採石されていません。濃い色の大理石の着色は岩石に含まれる鉱物の影響で、黒い色を引き出しているのは、パイライト(黄鉄鉱おうてっこう)が多い為です。パイライトは鈍い金色をしているので、「愚者の黄金」とも呼ばれる鉱物です。この鉱物を粉状にすると黒い色になるので、「ネロ マルキーナ」が黒い色をしている要因となっていることがよくわかります。

「ネロ マルキーナ」を取り使う時の留意点

濃い色だから気をつけること

黒は色が一番濃いので、ちょっとしたことでも色が抜けたように見えます。少しの傷や、果物の果汁が付いただけでも、そのままにしておくと、ぼやけた感じになってしまい、白っぽく見えてきます。黒は汚れも非常に目立ちます。床等に使うと、この上ない高級感が得られますが、お手入れなど、メンテナンスを怠らないようにしてください。

石の特性について

シックで高級感の高い大理石ですが、水濡れでツヤが無くなることがあります。また、表面が毛羽立ったようになる、表面剥離を起こすこともあります。大きい模様のある部分ですと、こういう現象になりやすい傾向にあります。加えて、白い模様の部分は石に含まれる鉱物が違ってくるので、黒い地色の部分と完全に密着しているわけではありません。その為、色の違う所は割れやすい可能性が高くなります。長い年月で、こうした劣化が起きるのは、仕方のないことですが、「光り輝く石」と言われる大理石です。研磨し直すことで、再び美しいツヤを取り戻すこともできます。

海外では外部の使用例もあります。

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「ネロ マルキーナ」に適した製品

内装材

ホテルやマンションなどの、壁や床のアクセントに使われます。薄い色の大理石と組み合わせれば、とてもモダンな感じになります。壁の一部分や、柱、廊下の両サイドなど、モノトーンはハイセンスな空間を作り出すのに最適です。また、目を引きたい場所にも使われています。例えば、エレベーターホールやマンションのオートロック操作盤などに「ネロ マルキーナ」が使われれば、あまり探すことなく見つけられるでしょう。

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調度品やインテリア雑貨

加工が容易なので、最近はインテリアの小物も作られています。小さめのオブジェやレリーフが、屋内を飾ってくれます。身近なところでは、ティッシュケースやペン立てなどの実用品も作られています。キッチンのトップにも使われますが、熱を伝えにくい性質を利用して、適当な大きさの石板で「こね台」にしたり、お皿に使ったりできます。「ネロ マルキーナ」の黒い大理石のお皿は、リッチでおしゃれな時間を演出する良い小道具になるのではないでしょうか。

「ネロ マルキーナ」のまとめ

スペインのバスク州ビスカヤ県の県都ビルバオは、緑の木々が色彩豊かな建物と絶妙なコントラストを繰り広げている街です。中世の建物が残され、近未来的な建造物も多く作られています。そんな多彩な街の近郊から採石されるすべての色を内包し、際立たせてくれる漆黒の大理石「ネロ マルキーナ」は、この地域にぴったりの石材かもしれません。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

300角…18000円
400角…18000円

2020年7月のしらべ

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