黄色い大理石インダスゴールドのご紹介

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インダスゴールド(Indus Gold)のしらべ

大理石のインダスゴールドは、イエローブラウンの地肌をなす石の表面に、濃淡の激しい赤茶柄の模様が散らばる石材です。別名をゴールデンマーブルとも呼ばれており、濃密な黄色地の肌をなす大理石のなかでも代表格に挙げられる石材です。このページでは表面に広がる黄茶柄がひときわ目をひく、大理石のインダスゴールドについてご紹介します。

原産地

大理石のインダスゴールドは、パキスタン南部に位置するバローチスターン州ローラライ地区で採掘されています。バローチスターン州は、パキスタン国内で最大の面積を有する州であり、パキスタン国土の約40パーセントに相当する陸地面積を占めところです。州都は、隣国アフガニスタン国境に近い州北東部のクエッタで、パキスタン国内に天然ガスを供給する重要基地となっているところです。

クエッタという地名は、現地の言葉で「城塞」を意味する“クワッタ”という言葉から付けたとされており、州都クエッタは、天然資源だけに限らず、メロン栽培などの農産物の栽培が盛んな地でもあります。市内では多くのバザールが開催されており、多くの市場を目当てに、海外からの観光客が足を運ぶほど、広く知れ渡っています。

また2011年以降に勃発したアフガン戦争以降は、アフガニスタン国境に近い地理的な環境から、イスラムテロ組織・タリバンの残党員や反政府組織などが流入し、治安の悪化が懸念される地域でもあります。

特徴

本磨き

大理石のインダスゴールドは、イエローブラウン地の発色の良い石の表面に、赤茶柄の模様が散らばる石材です。採掘された原石は、それほど厚みを持っておりませんが、板目加工として出荷されるために、一枚あたりのスラブ材のサイズは大きくなるという特徴があります。

天然の大理石のなかには、同種の石材ではあっても丁場や採掘される層によって色調やサイズなどにバラツキが生じるのが通例ですが、インダスゴールドは比較的安定した色調を持つ石材となります。おもに市場に流通するものの多くが、表面を鏡面状に仕上げた本磨き加工が主流となり、また暖色系の色地をなす大理石のために、包み込むような温もりを感じさせてくれる大理石です。

留意点

インダスゴールドの留意点についてご説明します。

各石材のバラツキに注意

インダスゴールドは比較的安定した色調を持つ大理石ではありますが、それでも天然の大理石であるため色調や紋様などに若干バラツキが生じます。施工の際には、あらかじめ仮並べするなど、全体を組み合わせうえで貼り合わせを行ってください。

吸収性に注意

大理石は吸水性を有する石材です。屋内の水まわりでのご使用は、シミや汚れなどの原因となりますので、撥水処理などの水対策が必要となります。また、本磨き加工を施した石の表面は、水に濡れますと大変に滑りやすくなりますので、くれぐれもご注意ください。

耐酸性に注意

大理石は耐酸性の性質を備えておりません。お手入れの際に、酸性質の洗剤をご使用になりますと、石本体に変色や退色などの変調が現れます。くれぐれも石本体が酸に侵されることのないように、配慮が必要です。

使用場所および製品

おもに屋内の壁面や床材などに使用される大理石です。またコップの下に敷くコースターなどの小物品の素材としても利用されています。

まとめ

パキスタンのバローチスターン州ローラライ地区から採掘される大理石のインダスゴールド。濃い黄色地を基調とする大理石のなかでも、代表石に挙げられる石材です。発色の良い石材ではありますが、暖色系のイエローブラウン地の肌をなすために、見た目にも温もりある印象を与えてくれます。壁材や床材の他、コースターといった品物にも活用されるこの大理石で、室内を装飾してみてはいかかでしょうか。