ヒマラヤンブルー(Himalayan-blue)インド産ブルー系御影石のご紹介

ヒマラヤンブルーのしらべ

世界最高峰の山々が、空の色を映している様子をうかがうことができる御影石があります。インド亜大陸、又はインド半島と呼ばれる大地から切り出される、特徴のある模様と色を持つ御影石の「ヒマラヤンブルー」をご紹介します。

「ヒマラヤンブルー」の原産地

インド共和国の南東部にある、インド洋の西側、アラビア海に面したカルナータカ州のククヌールと言う町で、御影石の「ヒマラヤンブルー」が採石されています。太古から人が住んでいた所で、カルナータカ州全体では様々な道具などが発掘され、旧石器時代にはこの地で人々が暮らしていた証となっています。ククヌールの町には、紀元前に建てられた寺院が残されいて、中世に於いても重要な役割を果たしていた町です。カルナータカ州では現代でも多くの人が住み、経済を担う産業の半分が農業で占められています。山麓部での珈琲や紅茶の生産、平野部では穀物や、植物油を採るための落花生やひまわりなどの栽培が行われています。その中でも珈琲の生産量はインド国内のほとんどを占め、半数が輸出されています。また、林業も盛んで、木材、竹材、白檀が産出しています。白檀(サンダルウッド)は、インドが原産地で品質も高いものが収穫されています。世界中で流通している白檀油(サンダルウッド・オイル)は、ほとんどがカルナータカ州で収穫された原木から抽出、精製されています。


「ヒマラヤンブルー」の特徴

本磨き

御影石の「ヒマラヤンブルー」は、青味のある濃いグレーが基本の色です。その中に、赤や茶色の帯状になった模様が入っています。一般にマーブル模様と呼ばれる大理石によく見られる、流れるような柄になっています。透明感もあり、御影石の中でも一種独特な美しさのある石です。「ヒマラヤンブルー」は複数の色が混じる石なので、マルチカラーと言われる部類に入りますが、青や赤、茶系と紹介される事もあります。多くの御影石が学問上では花崗岩ですが、「ヒマラヤンブルー」は混成岩(ミグマタイト)と言う岩石です。一番の特徴は流れ模様が見られることで、大理石のような滑らかな模様とは違い、点描画のようなユニークな柄となっています。大きな石材を見ることができればよくわかりますが、模様がランダムに入っています。帯状になった幅の広い所から、糸の様な線状の模様が多く又は、少なく入った所まで様々です。したがって、タイル状の石材の場合、違った石に見えることもあります。

「ヒマラヤンブルー」を取り扱う時の留意点

特徴をとらえてうまく使う

柄の違い

「ヒマラヤンブルー」は、流れるような独特の模様がすばらしい御影石です。しかし、縞模様に見えるものから、渦を巻くように見えるものまで、柄がランダムに入っているので、床や壁面などの広い場所に使う時には注意が必要です。ムラの無いように使うのか、わざわざ不同にするのか、デザインによって使い分けることが大事です。仮置きして見た目を確かめることをお勧めします。

色の違い

「ヒマラヤンブルー」独特の模様の違いから、タイル状の石材では見た感じが青灰色からほとんど赤いものまで様々です。特に小さいサイズでしたら、その違いが顕著に現れます。赤い部分の多い所だと、なぜブルーの名前がついているのか首を傾げるかもしれません。使う場所や目的に合わせたものを選ぶ事が重要な点となります。

「ヒマラヤンブルー」に適した製品

特有の色と柄で個性的な使い方ができます

オーディオボード

スピーカーやアンプなどのオーディオ機器を置く台に使われます。天然石の特性である電気を通さないことから、ノイズを拾わないと言う利点があります。また、重量があるのでスピーカーの振動を抑えることができ、良い音を引き出すことができるようです。なにより「ヒマラヤンブルー」の色と模様が高級感を与えてくれるのではないでしょうか。

PC台

石材の特徴である熱伝導率の低さを利用した、ノートパソコンから出る熱を逃がすために使われる台に最適です。また、鏡面加工の滑らかさと細かな柄がマウスパッドにも向いているので、PCのサイズより少し大きめの石板を使えば一石二鳥となります。独創的な模様と色の「ヒマラヤンブルー」でしたら、デスク周りのグレードアップも図れるでしょう。デスクの天板を傷めないように、石板の裏面をフェルトなどで保護してから使用することをお勧めします。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

「ヒマラヤンブルー」のまとめ

御影石はいろいろな柄と模様がありますが、「ヒマラヤンブルー」は一段と個性的な御影石です。気の遠くなるような時間と大地の様々な要素が作り出す御影石は、まさに奇跡と言えるでしょう。ミグマタイトと言う、二種類の岩石が入り混じって出来上がった石の「ヒマラヤンブルー」は更に稀な岩石とも言えるでしょう。大自然が作り出し、一つ一つ違う面を見せてくれる「ヒマラヤンブルー」は、斬新な使い方もできるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…15000円
400角…15000円

2021年6月のしらべ

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