黄色の御影石ジアロベネチアーノのご紹介

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ジアロベネチアーノ(Giallo Veneziano)のしらべ

南米のブラジルに黄色系の御影石を産出する山があります。地球儀で見るとブラジルは日本の反対側になります。広い大洋を二つも越えて、遥々やってくる御影石のジアロベネチアーノをご紹介します。

原産地

ブラジル連邦共和国の大西洋に面した東部に、御影石のジアロベネチアーノの採石場があるエスピリト・サント州があります。国内にある二十七州の中で、四番目に面積の小さい州です。十五世紀から十七世紀にかけて行われた大航海時代の内、十六世紀頃にポルトガル人がやってきた土地です。十九世紀頃からコーヒーの栽培が始められ、現在も生産は続いています。州都のヴトーリアでは、輸出のための港も整備されています。近年では石油化学工業が発展している国内有数の地域です。


特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

黄色系の落ち着いた色合いの御影石です。大きめの石英や赤または黒い結晶も入っています。黒い部分が筋のように入っているものもあります。全体に色のムラはありませんが、やはり天然の御影石ですので、多少の色の違いは否めません。結晶が大き目なので、見栄えはしますが、強度が若干落ちます。また、吸水率も少し高めになります。幾分脆いところのある石種です。経年劣化や熱の作用で、表面がざらざらした感じなってくることもあります。水周りや屋外で使う場合は表面のコーティングをした方が、よいでしょう。近年の石切り場では、採石物の色調が少し変わってきているようです。堀進められて行くと、御影石を構成している成分も多少変わってくるようです。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

弱点をカバーしてから使用します。

石目が大きいので、見た感じはゴージャスですが弱い部分があります。また、吸水性も心持ち高くなります。人気のキッチンカウンターの天板など、水を使う場所に使用する場合は、撥水処理などのコーティングを施した製品を使うことをお勧めします。また、屋外に使う時も同様の表面処理をした方が、良いでしょう。コーティング加工をしないまま使うと、表面剥離やヒビ割れなどを起こしやすくなります。せっかくの良い御影石を長持ちさせたいですね。

適した製品

豪華でも落ち着きのある色と柄を使いこなせる場所に

門柱や外壁

屋外ですので撥水処理は必要です。大きい模様は見た目が花々しいのですが、色合いがシックなので重みのあるイメージが持たれます。落ち着いた高級感を醸し出すジアロベネチアーノは、建物の外観のランクを上げるのに、とても役に立つ御影石です。

カウンター

キッチンやショップのカウンタートップに使われる例があります。鏡面加工を施したジアロベネチアーノは、その色と模様でグレードの高い空間を演出するのではないでしょうか。人が集まる場所の雰囲気をよりよいものにできます。

まとめ

御影石のジアロベネチアーノは、長い長い時をかけて大地が作り出してきました。そして、遠い南米の山から切り出され、大きな海を越えてやってきます。生活の空間を潤す素晴らしいアイテムである御影石の、新しい使い方も考えられるといいですね。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き

300角…23000円
400角…23000円
300×600…23000円

2017年3月のしらべ