黄色い御影石サモアのご紹介

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サモア(Samoa)のしらべ

赤道直下の広大な国土を持つ南米の国ブラジルに、小さな自治州があります。ブラジルで四番目に狭い、エスピリト・サント州ではいろいろな御影石が切り出されています。自らを生み出した大地によく似た色をしている御影石のサモアをご紹介します。

原産地

ブラジル連邦共和国にあるエスピリト・サント州はとても小さな自治州です。州都はヴィトーリアと言って、湾の中にある島に街が作られている珍しい場所です。この島は全体が花崗岩で出来ていて、街の真ん中にある市民の憩いの場である公園は二十世紀後半までは採石場でした。玉ねぎに似た形の大きな花崗岩の奇岩が名物となっています。周りを海に囲まれているおかげで、美しいビーチがいくつかあり、地元の人々はもとよりバカンス客も多く訪れています。また、この地域の経済を支えている貿易に欠かせない港湾施設も整い、多種にわたる物品が輸出されています。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

ベージュから黄色の地色をした薄めの色をしている御影石です。地色の中に濃い茶色や赤茶色の粒が柄を作っています。このように色のある御影石は、大体において色のムラが出やすくなってきます。サモアも例外ではなく、薄い茶色から黄色まで幅が広いので色のバラつきがあります。最近の採石では黄色味が強くなってきているようです。また、粒子の入り方や大きさも違ってくるので、このようなことからも見た目の違いが出てきます。石目は中くらいで、吸水率は若干高くなっていて構成物質の中の鉱物から溶け出すサビが浮き出ることがあります。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

色付きの御影石を使う時に注意したいこと。

薄いベージュから黄色までと色に幅があるので、広い場所に使う時には色のバラつきに気をつけなければいけません。また、柄も粒子の色や入っている密度が違うなど、ムラがあるので同様に注意が必要です。しかし、天然の石であることを強調するためにわざとムラがあるように施工することもあります。いずれにしてもデザインや使う場所によって、ふさわしい見た目になるように仮置きするとよいでしょう。

適した製品

温かみのある色を生かして

天板

高級感のある調度として、ダイニングテーブルや食器棚の天板に使われます。食事をしたり、ほっと一息つくティータイムを楽しむ場に似合う優しい色合いで、石材の冷たいイメージを払拭してくれるでしょう。

お庭の雰囲気をグレードアップ

ガーデニング用語、または建材用語で「ピンコロ」と呼ばれる石材があります。ほとんどが御影石製で「ピン」は小さい、「コロ」は四角の意味で、おおむね十cm角のその名の通りサイコロのような形をしています。このピンコロを組んで花壇にします。サモアの色合いが花壇の緑や花々の色を優しく取り囲み素敵なお庭になることでしょう。また、地面に敷き詰めて庭へ導く道も作れます。表面が粗いため、雨など水に濡れても滑りにくいので安心して歩く事ができます。

まとめ

御影石は花崗岩であることがほとんどです。花崗岩は地球上のあらゆる場所に存在し、見ることができます。とてもありふれた物質と言えるでしょう。しかし、岩石となる過程で様々な構成物質が色々な割合で含まれることで、見た目が多種にわたっています。ありふれた物でありながら、サモアの色合いを持つ御影石はその採石場でしか採れません。そのことは、とても希少なことではないでしょうか。