エンペラドール ライト スペイン産薄い茶系大理石のご紹介

エンペラードールライト(Emperador Light)のしらべ

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皇帝の名を冠していますが、柔らかく優しいイメージの大理石があります。アースカラーと呼ばれる大地の色をした大理石の「エンペラドール ライト」は、トマト祭り(トマティーナ)で有名なスペインの町で切り出されています。

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「エンペラドール ライト」の原産地

大理石の「エンペラドール ライト」は、スペイン王国西部、地中海沿岸のバレンシア州のブニョールと言う町に採石場があります。州都バレンシア市から西へ約35㎞離れた小さな町です。特徴的な地中海気候の地域で、一年を通して温暖な気温であることを利用した、農業が盛んな地域です。オリーブ、ワイン用のブドウなどの果樹が多く栽培され、輸出の主要品目になっています。

また、お米料理で有名な「パエリア」発祥の地であり、米の栽培も盛んに行われています。米にはいくつかの品種や系統がありますが、この地域で栽培される種は「ジャバニカ米」と言う日本で栽培される米に似た品種です。短い粒で、料理した時にパラっとした焚きあがりになる米です。沿岸部では漁業も行われ、新鮮な海の幸と特産のお米を使った郷土料理が、今では世界中に広まっています。

また、この町は毎年8月の最後の水曜日に行われるトマティーナ(トマト祭り)が有名で、この日には町の人口の何倍もの人々が世界中から訪れてきます。

「エンペラドール ライト」の特徴

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本磨き

大理石の「エンペラドール ライト」は、黒に近い茶色をそのまま薄くした感じの大理石です。地色は、ベージュやライトブラウン、クリーム色と表現される柔らかい色合いが特徴的で、その中に白く細い線がたくさん入り、網目模様を形成しています。
地色が濃い目の石でしたら、レース編みのような模様が特にエレガントに見えます。白い線が大量に入っている場合には、更に色が薄く見えるようになります。しかし、近くに「エンペラドール ダーク」の採石場がある事から分かるように、色味にムラが多く、激しく濃淡が現れることもあります。

狭い場所や、小さいものに使う時は、問題ありませんが、壁面など広い所に使う場合にはデザインによっては注意が必要となってきます。欠点としては、網目の様な、細い線状の模様がたくさん入っているので、疵や隙間も多くあります。

天然の大理石の宿命の様なもので、大理石が生成される時の条件で、ピンホールがあるのも否めません。このような欠点を補うためや、後々のメンテナンスが楽にできる様、製品にされる時に樹脂や特殊なセメントで穴埋めされたものが流通しています

「エンペラドール ライト」を取り扱う時の留意点

水周りに使用される場合の注意点

落ち着いた色で模様も綺麗ですが、ピンホールと呼ばれる極小の隙間や穴が比較的多く入っている石種です。石材として使われる場合は、穴埋めされた製品がほとんどですが、吸水性は高くなっています。石材が水を吸うと、色抜けや、割れの原因になってしまいます。洗面所など、水をよく使う場所に使用するときは、撥水処理などの表面をコーティングした物を使用する事をお勧めします。

お手入れでの注意

大理石は化学作用に弱く、特に酸性の物が付着すると溶け出してしまう可能性があります。カビ取り剤や漂白剤など酸性のものは、絶対に使用しないでください。酸性ほどではありませんが、アルカリにも弱いので、お手入れの際にどうしても洗剤を使う時は、中性洗剤を薄めて使用して下さい。その後は、洗剤成分が残ったままですと逆にシミになってしまいますので、硬く絞った柔らかい布などで、速やかに拭き取ってください。

「エンペラドール ライト」に適した製品

インテリア

テーブルのトップや、サイドボードの天板に使われます。「エンペラドール ライト」は、色に幅がある大理石ですが、単一で均一の素材には無い魅力を秘めています。アースカラーと言われるナチュラルで穏やかな色合いと繊細な模様は、落ち着いてはいますがゴージャスな雰囲気も感じさせてくれる空間作りに役立つのではないでしょうか。鏡面に磨き上げられた「エンペラドール ライト」が照明の光を反射して煌めく姿は、更なる高級感も醸し出してくれるでしょう。

床材

床全面に使われる場合もありますが、例えば廊下のような長細い場所の両サイドにアクセントとして使用される例があります。モザイクの模様部分に使われることもあり、色の幅がある事を逆手にとって、「エンペラドール ライト」だけを使って模様を作り出すこともできます。また、階段にも使われ、踏み板部分に「エンペラドール ライト」を使うと、大地の色合いが視覚的にも足元の安定感を引き出してくれるのではないでしょうか。

「エンペラドール ライト」のまとめ

地球を半周して、はるばるヨーロッパの地からやってくる大理石の「エンペラドール ライト」は、「ライト」とは言え、色の濃さが様々でかなり黒っぽい石もあります。白系の大理石と一緒に使えば、また一層違った持ち味が引き出せることでしょう。このように常識にとらわれず、自由な発想で使うことができたら、「エンペラドール ライト」を活躍させるシーンがもっと増えるのではないでしょうか

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

300角…14000円
400角…13000円

2020年7月のしらべ

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