カルカッタゴールド イタリア産白地にゴールド柄の大理石のご紹介

カルカッタゴールド(Calacatta Gold)のしらべ

「カルカッタ ゴールド」にはゴージャスと言う言葉がぴったりです。
イタリアには多くの採石場があります。歴史も非常に古く、古代ローマの時代にはすでに教会や神殿を作るために切り出されてきました。色や模様も多様なイタリア産大理石の中でも「カルカッタ ゴールド」はとても希少な石の一つです。

「カルカッタ ゴールド」の原産地

イタリア共和国の中心部にトスカーナ州があります。州都は花の都、又は芸術の都と呼ばれるフィレンツェです。
州の南部にあるシエナ県のソヴィチッレと言う小さな町で「カルカッタ ゴールド」は採石されています。フィレンツェから南へおよそ60㎞、古都シエナからは20㎞と、大きな都市の近隣に位置している小麦やブドウの畑が広がる田舎の町です。
大都市の近くの町なので、中世に於いては様々な権力に翻弄されていました。
一時は、ルネッサンスの芸術や文化に大きく貢献したメディチ家がこの地方を治める事にもなりました。フィレンツェが芸術の都と称される所以です。
また、シエナも古い都で、市の中心部にあるマンジャの塔から見下ろす景色は、中世ヨーロッパの街並みがそのまま残されていて、まるでおとぎ話に出てくる風景の様です。
塔を取り巻くように円形の広場があり、世界一美しい広場とも呼ばれています。

「カルカッタ ゴールド」の特徴

本磨き

「カルカッタ ゴールド」は基本的には白い大理石です。
採石場のあるトスカーナ州にはイタリアでは最大で、歴史も古いカッラーラ大理石を産出する山がありますが、その大理石に似た石が採石されています。
カッラーラ大理石は白い地にグレーのスジが入る美しい石ですが、「カルカッタ ゴールド」には金色に見えるスジが入っています。
これは大理石に含まれる鉄が要因となって現れる色です。スジの色や大きさはまちまちで、赤に近い色や金茶色のものもあります。
切り出してみないとわからないのですが、このような色がついている石はとても少ないようです。金の色が大きく入っていることもありますが、非常に稀です。
白地に金の線が模様を描くように現れる大理石は、高貴さも推し量ることができます。
金はイタリア語で「オロ」と言うので、「カルカッタ・オロ」とも呼ばれることがあります。

「カルカッタ ゴールド」を取り扱う時の留意点

水気は苦手です

石灰岩の中で、構成物質の炭酸カルシウムである方解石(ほうかいせき、又はカルサイト)が大部分を占める石を結晶質石灰岩と言って、石材として扱う時に大理石と呼んでいます。方解石の含有量が多いほど白い綺麗な色の石になります。
また、粒子が比較的大きい事も特徴の一つで、表面を磨くと光を反射するほどに煌めくようになります。
粒子が大きめであることは、目に見えなくても隙間があると言うことになります。
大理石は水を吸収しやすい石なのです。屋外に使われると短い期間でツヤが失われます。お手入れの時など水拭きはなるべく避けてください。水がついた時も早めに柔らかい布などで水気をふき取って下さい。

白さを保つために

大理石は比較的柔らかい石です。硬い物をぶつけたりすると簡単に傷が付きます。また、水分を吸収しやすい性質もあるので、傷が付いたり酸性のある水分(例えばオレンジジュースなど)をこぼしたりした時には早めに対処してください。
表面が傷つくとそこから汚れが侵入して、シミになる事もあります。

「カルカッタ ゴールド」に適した製品

調度品

キッチンやテーブル、洗面台のトップに使われます。
白い色は冷たく感じる事もありますが、清潔感のある色であり、グレーや金のスジが模様として入っているので華やかなイメージを持たせてくれます。
ダイニングテーブルは大き目ですが、カフェテーブルやサイドテーブルなどの少し小さい家具でも高級感が得られるのではないでしょうか。

壁材として

「カルカッタ ゴールド」の模様は比較的大きく現れています。
広い場所に使うことで、魅力を最大限に引き出せるのではないでしょうか。白い石に、地模様のように流れるグレーの中に、所々現れる金茶や赤味のある色合いは、清楚でありながら豪華な雰囲気を作り出してくれます。

「カルカッタ ゴールド」のまとめ

大理石の生産地と言えば、イタリアが世界でも有数の産地を擁しています。
中でも紀元前から採石している白い大理石のカッラーラは、現在も採石されています。
その産地に程近い所で切り出されている「カルカッタ ゴールド」は、金色のスジが入っていることで大変希少な大理石となっています。
古代に於いて、大理石の採石は職人の勘と技術が無くては成しえなかったと言われています。
道具はハンマーとノミだけで、石に切り込みを入れ、そこから割れ目を大きくして採り出していました。
切り出した大理石を運搬する事も大変な作業で、ソリのようなものに積み込み山の斜面を下ろしていました。現在では文字通り大理石を切る大型の機械があり、移動や運搬には重機が活躍しています。
機械の力を借りて採石量も格段に多くなっています。
長い年月、採石しているので徐々に場所も移動しています。
白い大理石の採れる場所の近くで、「カルカッタ ゴールド」のような美しい色が組み込まれた石が出来上がったことは、自然の素晴らしい偶然だったのではないでしょうか。