アルビノピンク ブラジル産ピンクの乱張り材のご紹介

アルビノピンク(Albino Pink)のしらべ

 

 

 

 

 

 

 

 

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華やかでウキウキするような色がピンク色ではないでしょうか。武骨に思えるような石材でも、可愛い色をした石があります。乱張り材の「アルビノ ピンク」は、ふんわりとした色の石で、おしゃれな空間を作り出せる石材です

「アルビノ ピンク」の原産地

 ブラジル連邦共和国の南東部に位置するミナスジェイラス州は、南側をブラジル最大の都市を擁するサンパウロ州と接しています。州の南の端にあるサン・トメ・ダス・レトラスと言う町で「アルビノ ピンク」は採石されています。

この町の名前は、18世紀頃の出来事が由来と言われています。農園から逃げ出した奴隷が、この地に多くある洞窟の一つで見つけた聖なる物を持ち帰って農園主に渡しました。農園主はそれを祀る為に教会を建て、その聖なる物を町の名前にしました。

その洞窟には、他にも多くの絵が描かれたと言うことです。
このような言い伝えもあるサン・トメ・ダス・レトラスは、一部の人々にはとても魅力的な町です。国内で一番の神秘的な場所と呼ばれていて、UFOの目撃情報が多く、妖精なども見られると言われています。
丘の上に建てられている「カサダピラミデ」と言う、この地で採石される珪岩で作られている建物は、絶好のUFO観測所との評判が高いのですが、それ以外でもそこから見える満点星空は一見の価値があります。

 

「アルビノ ピンク」の特徴

 

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乱張り材の「アルビノ ピンク」は、学問上では珪岩(けいがん、クォーツァイト)と言います。成分のほとんどが石英で、砂状か、微細な石英が高温による作用によって出来上がった石です。その内の砂状の石英から出来た珪岩が石材として利用されています。

石英の純粋な結晶は水晶と呼ばれ、透明か白や灰色をしていますが、色の付いた石は宝石やパワーストーンとなって重宝されています。
「アルビノ ピンク」の色は、酸化鉄や赤鉄鉱の影響で、この鉱物の含有量で色の濃さや、色味が変わってきます。薄いピンクや少し濃い目で赤味の強い茶色をしていて、白地に色の付いた部分が縞状に模様を作り出している石もあります。

同じ地域で採石されている黄色系の石も着色原因の鉱物が同一なので、中には黄色味が強く出る石もあります。表面は切り出されたままの割り肌となっているので、ザラザラした感じですが、元が石英なので、施工方法によっては透明感がある事があります。

 

「アルビノ ピンク」を取り扱う時の留意点

厚み

乱張り材は比較的薄い石材です。採石される場所で、薄く切り出し、適当な大きさに割った物が商品として梱包されます。使用場所に応じて様々に使い分ける事が簡単に出来る石材ですが、いくつかの注意点があります。

屋外の床材として使われる事が多いのですが、この場合、厚みが重要となってきます。玄関アプローチなどは人が歩くくらいなので、厚みの薄い物でも大丈夫ですが、駐車スペースなどに使用する時に薄い物を使うと簡単に割れてしまいます。
重量物が上に乗るような場所で使用する時には、このような事を考慮してください。

 

化学作用

石英は化学作用に強い鉱物です。しかし、「アルビノ ピンク」など色の付いた石は、着色の要因となる鉱物がありますが、鉱物には化学作用にとても弱い物もあります。「

アルビノ ピンク」は、鉄系の鉱物が混じっているので、強い酸性のものやアルカリ性のものが付着しないようにしてください。強力な洗剤などがその様な性質を持っているので、お手入れの際には注意してください。

「アルビノ ピンク」に適した製品

お庭に

乱張り材は比較的小さく厚みも少ない石材です。最近では草花を植えるだけでなく、あまり広い場所でなければ、庭の様々な部分を自分で作る方も増えています。お庭の小さな道に、パズルを組むように「アルビノ ピンク」を敷いて行くのは時間を忘れる楽しさがあります。
また、小さく割った「アルビノ ピンク」を積み重ねて花壇の仕切りに使われる事もあります。家の中から庭に降りる部分に木材を使うウッドデッキが人気ですが、「アルビノ ピンク」のような石材でしたら明るい色のテラスを作る事もできます。

床材

「アルビノ ピンク」は珪岩なので、屋外の使用にも耐える石材です。切り出したままの「割り肌」と言って、石の表面はザラザラしているので、雨に濡れても滑りにくいと言う良い点があります。
このような点から個人の家では道路から玄関に導くアプローチの床材として利用されます。
また、公園や庭園の遊歩道に使われる事もあります。柔らかく明るい色の「アルビノ ピンク」が敷き詰められた道は、足取りも軽くなる楽しい雰囲気を醸し出してくれるのではないでしょうか。

「アルビノ ピンク」のまとめ

色の付いていない珪岩は基本的に白や灰色をした石で、石材としてはあまり使われていません。しかし、この岩石はとても有用な石です。ガラスの材料になったり、珪素を取り出してセラミックの材料になったりしています。

また、近年では様々な物を作るために必要な人工樹脂、シリコンの原材料にもなっています。埋蔵量は多い岩石ですが、石材として利用できる美しい色の石はあまり多くありません。

住宅や身近な環境を華やかに彩る事が出来る「アルビノ ピンク」は、アイディア次第ではまだまだ多くの使い方が秘められているのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税込、運賃別)

割り肌

乱形 t=10~30…7000円

370×370×10~30…15444円

2022年11月のしらべ

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