ニューインペリアルレッド インドの最高級赤御影石のご紹介

ニューインペリアルレッド(New Imperial Red)のしらべ

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熱帯の山や海に沈む夕日よりも、もっと赤い御影石が「ニューインペリアルレッド」です。赤御影石の豊富な産地であるインドで採石される、赤の中の赤と言えるこの御影石はその名に恥じない美しい色をしています。

 

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「ニューインペリアルレッド」の原産地

インド共和国は、ヒマラヤ山脈から南に伸びるインド亜大陸のほぼ全域が国土となっています。インドの南部に位置するカルナタカ州の州都である大都市ベンガルール(旧称バンガロール)で、赤御影石の「ニューインペリアルレッド」が採石されています。
熱帯に分類されるこの地域ですが、この都市は標高の平均が900mほどある高地にあり、一年を通して過ごしやすい気温になっています。
しかし、雨季と乾季のある気候なので、大きな川の無いこの街が作られた時には、同時に貯水池としての湖も街の周辺に作られました。

第二次世界大戦後に独立国家となった時に作られたベンガルールは、当初から先進技術を駆使した都市となっていました。経済も航空、宇宙産業から始まり、現在はIT産業が目覚ましい発展を遂げています。
その為、この都市は、インドのシリコンバレーとも呼ばれています。また、近年ではバイオテクノロジーなど、最先端の技術を利用した産業もこの地で発展しています。

 

「ニューインペリアルレッド」の特徴

「ニューインペリアルレッド」はその名が示す通り、非常に美しい濃い赤色をしている御影石です。インドでは複数の赤い御影石が採石されていますが、その中でも特に鮮やかな赤色をしています。
赤の地色を出しているのは、花崗岩を構成している鉱物の長石(ちょうせき)にカリウムが多く含まれているためです。大きいサイズの石板を離れて見ると、赤に黒い粒子が全体に散らばっているので、黒っぽい濃い色に見えます。
御影石は大きく分けて3つの色を見る事ができる石が多いのですが、「ニューインペリアルレッド」では赤と黒の二色で構成されていると言えます。

赤の色をよく見ると、わずかに黄色味を帯びたものから、深紅と呼べるものまでの差があり、色の濃さにも違いがあります。また、黒い粒の入り具合でも全体の雰囲気が変わってきます。いずれにしても、皇帝の名にふさわしいゴージャスな雰囲気の御影石と言えるでしょう。

 

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本磨き

 

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ジェットバーナー仕上げ

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凹凸があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色味が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

 

「ニューインペリアルレッド」を取り扱う時の留意点

色の違い

「ニューインペリアルレッド」の様に色の濃い石材には、宿命とも言える色の違いがあります。人工的に作られたものと違い、自然が作り上げた素材の石材ですので、全てが同じとはいきません。同じ採石場で同じ時期に切り出された石でも色柄の違いがあります。
同じ産地でも、採石の時期や深さが違うと、もっと変わってくる可能性があります。色の感じが明るい物からダークなものまで、色味の幅が広いので、印象に大きく差が出る事があります。また、同じような色味でも、濃さが違えば雰囲気が変わってきます。

 

お手入れ

御影石は酸やアルカリなどの化学物質にも強く、水分の吸収も少ない優れた素材ですが、汚れた時には早めのお掃除が必要です。軽い汚れでしたら布などでふき取るだけで充分です。
しかし、油汚れや果汁、酢や酒類などがこぼれた時には洗剤を使うこともあるでしょう。

洗剤を使う場合は中性の物を使い、洗剤成分はしっかりふき取ってください。洗剤が残っていると、それが汚れの元になってしまう事もあります。

「ニューインペリアルレッド」に適した商品

家具のトップ

シックな御影石の「ニューインペリアルレッド」は、キッチンや作業台、バーカウンターなどのトップに使われます。家庭のキッチンでも素敵ですが、ショップのワーキングテーブルやカウンタートップに使用することで、お店の印象が数段上がることでしょう。
「ニューインペリアルレッド」の赤色は華やかさがありますが、濃い目の色なので落ち着いた雰囲気も出せます。

 

床や階段

床材として「ニューインペリアルレッド」が使われる事があります。床に使う場合には、ツヤのある本磨きと言う表面加工の物では水濡れで滑ることもあります。
それを防ぐためには、ツヤのないザラザラした表面加工の物が使われます。しかし、ツヤの無い物は「ニューインペリアルレッド」の特徴的な色が少しくすんだ色合いになってしまいます。そのような事を回避するために様々な表面加工の方法もあります。
美しい赤はその空間を高級感で覆い、濃い色合いで引き締める効果も期待できるでしょう。

「ニューインペリアルレッド」のまとめ

御影石の「ニューインペリアルレッド」が埋もれている場所は、ダルワールクラトンと呼ばれる地球最古と考えられている大陸の一部で、およそ2億年前に地球上にあった超大陸であるゴンドワナ大陸が分かれた頃に、現在の南インドに位置する場所に収まったと言われています。

「ニューインペリアルレッド」の起源は更に古く、約25億年前に遡るようです。気の遠くなるような時間をかけて赤くなり、硬くなった石が出来上がった事を考えながら「ニューインペリアルレッド」を眺めると、改めて自然の気長さと素晴らしさを感じる事が出来るのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税込、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…19998円
400角…19998円
300×600…20016円
600角…29945円

2022年12月のしらべ

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