玄昌石(Black Slate)ポルトガル産黒いスレートのご紹介

ポルトガル玄昌石(Portugal Black Slate)のしらべ

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美しい黒を表す言葉が日本にはたくさんあります。よく聞く「烏の濡れ羽色」は、青味がかった黒で、漆塗りの黒を「呂色(ろいろ)」と言います。他にも「墨色」など、一言で黒と言ってもわずかずつ違う色を表現しています。
水に濡れた「玄昌石(ブラック・スレート)」は、正にそのような美しい黒い色をした石材です。

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「玄昌石(ブラック・スレート)」の原産地

ポルトガル共和国第二の都市ポルトは、国の北部、ノルテ地方に位置しています。ポルトの東にあるヴァロンゴと言う町で「玄昌石(ブラック・スレート)」は切り出されています。ポルト都市圏に含まれているこの町では、19世紀頃から「玄昌石(ブラック・スレート)」が採石されていました。

地下資源が豊富であるこの地域の歴史は、古代ローマまで遡ることが可能で、金が採掘できていたことから、古代ローマ帝国がこの地域に築いた町がヴァロンゴと言われています。石炭も採掘されていましたが、近年では、触媒や燃えにくくするための補助剤として使われる「アンチモン」や、金属の中でも非常に熱に強く、硬い希少金属の「タングステン」などが採掘されています。「玄昌石(ブラック・スレート)」は現地の人々の暮らしに役立つ様々な物に加工され、利用されてきました。

その歴史を紹介する為にロウサ博物館が造られていて、建物にはふんだんに「玄昌石(ブラック・スレート)」が使われています。また、ポルトガルの伝統的なおもちゃの生産拠点で、多様な素材で作られる様々なおもちゃが古くからこの町で作られています。


「玄昌石(ブラック・スレート)」を取り扱う時の特徴

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割り肌

天然のものです

「玄昌石(ブラック・スレート)」は人工的に作られた石ではありません。従って色の濃い黒い石とは言え、若干の色の差は出てきます。
また、薄く層になっている石なので、割り出した面に違いが出ます。いずれにしても、全く同じものは存在しないので、均一な使い方は出来ません。特に広い面に使われる場合は、このことを考慮したうえで利用してください。

艶やかさを保つために

深みのある黒い色が特徴の「玄昌石(ブラック・スレート)」ですが、採石されてからの期間や、使用する場所によっては劣化する事は否めません。この石は、水に濡れた時が一番価値のある色になりますが、劣化によって白っぽく見えるようになり、ホコリっぽくなることもあります。
このような事を防ぐために表面に施す専用のコーティング剤もあります。また、日常のお手入れも大事です。化学作用にも強い石材ですが、強い酸性の洗剤やカビ取り剤などは使用しないでください。

「玄昌石(ブラック・スレート)」に適した製品

床材、壁材

「玄昌石(ブラック・スレート)」は床や壁に使用される例が多くあります。床には、一般的にタイル状の石を並べて使われます。玄関やロビーなどに使うと、艶のある黒が高級感と安定感を感じさせてくれます。

また、気ままに割ったような形の石をパズルのようにうまく組み合わせる方法もあります。壁に使われる場合には、タイル状の石板をそのまま使うこともありますが、他にも様々な方法が取られています。
小さめのレンガ状の石を重ね合わせた仕切り壁や、わざとデコボコを出して立体感を引き出すような壁など、その場の空間に似合った壁が作り出せます。

雑貨品

高級感を引き出し、目を引くことから石材のお皿が注目されています。石材は熱伝導率が低いので、保冷や保温効果も得る事ができます。
冷たいものは冷たいままで、温かい料理を冷ますことなく提供できます。「玄昌石(ブラック・スレート)」の深い黒は、お料理やスイーツの見た目を引き立てる良い食器となるのではないでしょうか。
他にもデスク周りのプレートやペーパーウエイトなども作られています。

「玄昌石(ブラック・スレート)」のまとめ

粘板岩は建材などの石材としてだけでなく、古くから身近な物にも使われてきた石です。日本では硯を作るために使われる材料が粘板岩です。

また、灰色の顔料を採るための貴重な素材でもあります。このように日常生活の中での気づかない所で活躍している石の中で、品質の高い石だけが「玄昌石(ブラック・スレート)」として利用されています。
地球上に多く存在している粘板岩ですが、石材として使える石はあまり多くはありません。

「玄昌石(ブラック・スレート)」は、簡単に使い捨てにはできない大事な素材と言えるのではないでしょうか。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

割り肌

300角…5000円
400角…6000円
300×600…6000円
600角…13000円

2020年7月のしらべ

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