スペインで採掘される白御影石グリスペルラのご紹介

シェアする

スペイン産グリスペルラ(Gris Perla)のしらべ

花崗岩に含まれる雲母の煌めきと長石の白さの中に真珠の輝きを見た人が、グリスペルラと言う名前を付けたのでしょうか。「ペルラ」は真珠の意味を持っています。情熱の国スペインの山に見出された、水の宝の美しさを持つ御影石のグリスペルラをご紹介します。

原産地

スペイン王国の北西部にあるガリシア州ポンテヴェドラ県のメイスというところにグリスペルラの採石場があります。大西洋に面した穏やかな気候の地域です。入江の多い複雑な海岸線を持っています。日本の東北地方の太平洋岸に見られる「リアス式海岸」の語源がこの地域にあります。「リア」は入江を、「リアス」はその複数形を意味しています。大西洋の豊富な魚介類がこの地の漁業を支えています。ヨーロッパで最大の漁港もこの地域にあります。また、ムール貝の養殖が盛んで世界中に輸出されています。有名なワインも醸造されていて、世界中の食卓を潤しています。

特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

基本的には白御影石に分類されています。長石の白い色のまわりに、黒い粒子が取り囲むような柄をしています。黒の粒子は黒雲母の色で、光に反射する性質を持っています。灰色の部分も白と同じくらい大きく入っています。全体に大きめの模様で色も薄いので、鏡面加工とツヤ消しの加工との見た目の差はあまりありません。岩石の特質として構成物質が大きく入っていると、それぞれの鉱物の間にある隙間が大きくなってしまいます。目に見える隙間ではありませんが、その為に御影石の中では吸水率が高くなっています。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

天板に使われる事も多い御影石ですが、注意することが幾つかあります。

御影石は硬いと言う事を忘れないように。

食器など、陶器やガラス製品は少しぶつけただけでも欠けたり、割れたりします。木製のテーブルなどでは大丈夫でも、天然石の場合は硬さが違うのでやさしく扱ってください。

デリケートなところもあります。

御影石は化学変化にも多少の耐性はありますが、強力な酸やアルカリ、又は弱い成分でも長期間になるとシミやサビが浮き出ることがあります。キッチンでは漂白剤や洗剤も使います。また、果汁などが付いた時も速やかに拭き取ってください。美しい鏡面を長持ちさせるためにも、こまめなお手入れをしてください。

適した製品

白御影石の中でも柄が大きめです。

天板

ショップのカウンタートップや洗面台など様々な所で、天板として使われています。白と言う清潔感のある色と、天然石の持つ高級感でお部屋の雰囲気もぐっと上がる事でしょう。また、柄のおかげで冷たいイメージが抑えられ、華やかな感じになるでしょう。

彫刻

公共の場の屋外を彩る作品が作られています。美術館の前庭や公園に設置される芸術品としての石造品です。作家の手による御影石の彫刻は、一般に売られているオブジェとは一風変わり大型になっています。グリスペルラはこのような大役も果たせます。

まとめ

御影石はいろいろな構成物で成り立っています。その中の成分で光を反射するものがあります。特にツヤを抑えた加工の物はキラキラと部分的に反射するのがよくわかります。派手さはなくても天然の石だからこそ見られる美しさが、御影石にはあります。御影石のグリスペルラは、生活空間を潤わす表情豊かな素材ですね。