中国産のピンクの御影石G635のご紹介

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G635のしらべ

アジア大陸の東の端の大地から、ゴージャスな花が開くような御影石が掘り出されています。ピンク系の御影石は「桜御影石」と呼ばれることがあります。まさに、満開の桜の花を連想させるような華やかな御影石のG635をご紹介します。

原産地

お隣の国、中華人民共和国の福建省泉州市に安渓県(あんけい、アンシー)があります。福建省は中国茶の一大生産地ですが、その中でも最高級品と言われる烏龍茶の一種である「鉄観音茶」の産地です。古くから良質な茶葉の生産が盛んで、別名「茶都」とも呼ばれています。中国国内は元より海外にも輸出していて、この地の経済を支える主要な産業となっています。ふくよかな香りと、濃厚な味わいの鉄観音茶は日本にも多くの愛飲者がいます。


特徴

本磨き

ジェットバーナー仕上げ

中国の代表的な桜御影と言われる御影石です。岡山県産の「万成石(まんなりいし)」に似ていることから「新万成」とも呼ばれています。ピンクから薄い茶色の地色に黒い粒子が入り、白い柄もあります。他のピンク系の御影石に比べて、模様が大きく入っているのが特徴の一つです。丁場の違いや採石の時期により、ピンク色に濃淡の変化が大きく現れることがあります。また、黒玉と呼ばれる黒い石が混入していることがあり、それを取り除くためにサイズの大きい原石はあまり採れません。石目は中目に近い小目で、吸水率は若干高くなっています。しかし、水はけも良いので屋外使用でも風雨による劣化は少ないようです。生産量も比較的多く、質も安定している石種と言えます。

表面の仕上げについて

基本的に御影石には表面を研磨した「本磨き仕上げ」と、表面の鉱物をバーナーで高温にして飛ばす「JB(ジェットバーナー)仕上げ」があります。

本磨き仕上げは年月が経っても光沢が落ちにくいため外壁などに適しています。JB仕上げは表面に凸凹があり、ザラザラしているので滑りにくく、床材などに適しています。JB仕上げにすると本磨き仕上げに比べて色見が薄くなります。

この本磨き仕上げとJB仕上げの両方を使用して、壁面や床面をデザインすることができます。

留意点

御影石の特性を捉えた上で気をつけること

熱や炎に弱い

御影石と呼ばれる石材は、学問上では花崗岩が普通です。花崗岩は様々な鉱物を含んでいます。鉱物によって熱を受けた時の膨張率などが変わるために、ひび割れや欠けが生じます。ひどい時には完全に割れてしまう事があります。したがって、炎が当たる場所では使用しない方がよいでしょう。

吸水率を知る

一般的に御影石は吸水率の低い石材です。しかし、まったく水を吸わないわけではありません。冬の寒冷地では、石の隙間に入り込んだ水が凍って割れてしまう例もあります。

適した製品

華やかな色合いと模様を生かす

公共の場で

環境石材として使用されています。公園の遊歩道の敷石や階段などにG635が使われています。床材になるので、バーナー加工やビシャン加工と言われる特別な工具で凸凹を出した表面になっています。安心して歩けるように、滑りにくい面にしてあります。

一般家屋で

コブ出しと言う大きめの凸凹にした加工方法で、趣のある塀に使われます。また、ガーデニングのベンチやテーブルも作られています。鏡面に磨かれたG635の調度品は、お庭をエレガントに見せてくれるのではないでしょうか。

まとめ

ピンク系の御影石は色々ありますが、G635は大きめの柄であでやかなイメージを持つ御影石です。別名を「チャイナ・ライラック」とも言って、やはり花を連想させる名前が付いています。石の中に咲き誇る花を見出されたことで、石材の冷たい感じを払拭させることのできる御影石と言えますね。

参考価格(㎡単価、消費税別、運賃別)

本磨き、ジェットバーナー仕上げ共

300角…7000円
400角…7000円
300×600…7000円
600角…12000円

2017年3月のしらべ